お子さんが幸せな合格を手に入れるためのコツを早く知りたい方は、以前に書いたこちらのページを ご覧下さい。
なっちゃない母親だった頃のことを先に書かせていただこうと思います。
長男が小学生の頃に東京を離れて地方都市に住んでいました。
空気もよく食べ物も美味しいし、ふたりともサッカーしたり毎日友達と遊んだり、子供らしい生活をしていました。
高学年になると東京の友達はポツポツと受験塾に通い始め、地方でも大都市から転勤で来たひとなどは受験を機に大都市に帰りたいからと、やはり地元にひとつしかない受験塾に通い始めました。
うちも公文に入っていましたが、みんなから東京の公立事情や私立の中学がどんなにいいか?などを聞かされると、焦ってきました。
もともと教育には出し惜しみしたくない、機会は均等に与えたいと思っていたので、このままのんびり過ごしていると、あんなに毎日塾に行っている子と将来ものすごく差が出てしまうのではないか?
当時仲良かった人が、ご主人も中学受験をして難関校を卒業したのでぜひお子さんも受験を!という教育方針の方でした。
「今だらだら好きなことして18歳から希望の大学にも行けず苦労するより、18歳まで頑張ればその後は安泰、勝ち組よ」
と言われたことが決め手になったかもしれません。
当時はバブルがはじけて勝ち組、負け組なんていう言葉が流行っていました。
バブルといえば、私たちが若い頃は学歴に関係なく、たいがいの人が正社員になれて、大概の人が結婚できた時代でした。
それが当たり前だと思っていました。
それでもジャッジや競争はありました。
お給料、知名度、家柄、容姿、結婚相手のスペック、
今の方が個の時代かもしれませんね。
自分以外の何かによってジャッジしたりされたり、優越感や劣等感を抱いていました。
子供ができて成長すると
何かに秀でていたり、褒められたりすると自分の事のように嬉しい。
そんな子に育てたお母さんはすばらしい、と言われると自分の手柄のような気がする。
私の子育てはいつしかそんな部分が多くなっていった気がします。
受験に限らず、芸術もスポーツもなんでもちゃんとできなきゃ!と思っていました。
夏休みの自由研究も親がほぼやった子がコンクールで入賞したのを聞いて、私も子供そっちのけで手伝ったり⇒入賞
あまりに下手くそな絵をちょっと手を加えたり⇒入賞
私は子供の頃手伝ってもらえなかったので入賞できなかったのかとさえ思いました(笑)
一番になるのがいいこと。
順位はとっても大切。
スポーツも自分はぜんぜん継続できないくせに子供には頑張れ!頑張れ!言ってきたなぁ。
もっとすごい人たくさんいたからそれほどでもないと思っていましたが、
スポーツも勉強も親の見栄とかで頑張らせていたら同じことです。
私も長いことそれやってましたが、いつしか劣等感ばかり(両方味わうことになるのが宇宙の仕組みのようです)、自分どころか子供も人をジャッジしたり劣等感の塊になっていました。
すごく上手だったのに挫折してそのスポーツが大嫌いになった子や
小学校受験で失敗して親の見ていないところで悪さばかりしていた子も見てきました。
子供に罪はないのだと思います。
話戻すと
「今だらだら好きなことして18歳から希望の大学にも行けず苦労するより、18歳まで頑張ればその後は安泰、勝ち組よ」
こういう時代は終わったのかな、という気がしています。
地方で受験塾もいかず、楽しく過ごして、転勤先にも親子みんなで一緒について行
って転々としていたお子さんも超難関大と言われるところに現役で入ったりしています。
ほっぽらかしであまり構ってもらえてなかった子も有名大学に入って頑張っている。
どの道を通っても自分に合った学校へ行けるようになっているのではないか?
しかもここ数年の就職難でいい大学を出たからといって就職が安泰でもないし、
就職できても3年でやめてしまう社員が多いので、どこへ行こうが個が大事。
という気がしています。
お子さんがどうしたいか?はお子さんが決める。
お母さんがどうなりたいか?だけをお母さんが決めるということがなかなかできないことなんです。
お母さんは「うちの子がこうなったら嬉しいです」という方がほとんど。
また次回書きますが、他人軸や人をコントロールすることにつながりかねないのです。
今でもちょっと私の中にもありますよ。
それが悪いということではないけど、それしかないのはおかしかったのです。
自己紹介(かづこ)
私は人と繋がることでしか得られない喜びを与えます。
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