11月5日、朝7時に起きると手早く荷物をパッキングしました。
朝8時20分にホテルを出発するシャトルバスに乗って、成田空港へ向かいました。
空港第一ターミナルに到着すると、バスの運転手さんがネコのケージを運んでくれました。
結構重たいですと伝えると、笑顔で運んでくれて「この子は大きいや(笑)」と言っていました。
その後、あらかじめ空港に送っておいたスーツケース2個を引き取り、KLMのカウンターで荷物の預け入れ手続きをしました。
グランドスタッフの方が「ネコちゃんがいるんですもんね、こっちです」と遠く離れたカウンターへ誘導してくれました。
成田空港は、見たことがないほど空いていました。
第一ターミナルの北ウィング全体で、2,3組くらいでした。
ガラガラの搭乗待合エリア
飛行機へ預ける荷物の手続きが済んだので、次は手荷物検査に向かいました。
自分の手荷物をすべてトレイに乗せて、私とネコは金属探知機の下を通りました。
その時にピンポンと反応したので、ネコだけ先に通して私だけ再度トライすると
今度は問題なく通れました。
「ネコちゃんのケージ内は、水物はないですよねー」といってケージをのぞき込む職員さんは、ほほを赤らめて満面の笑みでした。あれは危険物をチェックする人の顔ではなく、ネコ好きのおじさんの顔でした。
まわりの職員さんもみんな笑顔でネコを見ていました。
あんな穏やかな雰囲気の中で持ち物検査を受けたのは初めてでした。
その後、免税店があるエリアで搭乗時間まで外の飛行機を眺めたり、お店に入ったりして時間をつぶしていました。
搭乗前の不安そうなクッキーさん
免税店に入ると、ここでも店員さんはネコをみて「かわいい~♡」と言ってくれました。
ネコがいるだけで、こんなにも人を笑顔にしちゃう動物のパワーは改めてすごいと思いました。そうこうしているうちに、搭乗時間となりました。
飛行機に乗ると迎えてくれたCAさんがネコを見て、「あなたネコと一緒なのねー。この子は旅行ははじめて?」と聞かれたので、「そうです」と笑顔で答えて自分の席に向かいました。
席の近くにも別のCAさんがいて、「この子は初めての旅行?」と聞かれたので、そうですと答えました。もしかすると、初めて旅行するペットは注意してみてないといけないのかもしれません。
機内はがらがらでしたので、3人席で前後左右に誰もいない席に座りました。
私はネコを足元に収めると、自分の荷物は頭上の棚に入れて、出発を待ちました。
ネコはケージに入っているので、表情は見えませんでしたが多分不安だったと思います。
いよいよ離陸体制になりました。
騒音が激しいのでネコの声は聞こえませんでしたが、
離陸する瞬間に「ミャー!」と大きな声が聞こえたかと思うと飛行機は一気に空に飛び立ちました。
きっとすごい圧力や振動で動揺したのだと思います。
その後、安定飛行になってからケージを膝の上に乗せてネコの様子を見ると
頭をケージから出してキョロキョロ周りを見回していました。
窓の外の雲の様子も珍しそうにずっと見ていました。
機内を見回すクッキーさん
飛行中ネコは大人しくしていました。お水をあげようとペットボトルのキャップに少しだけ水を入れて口に近づけても飲みたがりませんでした。トイレシートもケージの下に敷いておきましたが、全くしていませんでした。
12時間のフライトはアッという間に過ぎました。
あと2時間でオランダに到着という頃には、ネコが慣れてきてケージを床に置くと鳴くので膝において撫でていました。
ふと後ろを振り向くとCAさんが、のぞいていたので、ケージのふたを開けてネコを見せてあげると「かわいい~」と目を細めていました。
他にも、通り過ぎるCAさんが「ネコどう?がんばってる?」と聞いてくれて、みなさん何かと気にかけてくれました。
無事にオランダに到着すると、少ない乗客はあっという間に飛行機から降りて、私もネコを肩にかけて最後におりました。降りるときに見送ってくれたCAさんも「ネコちゃん頑張ったわねー」といってくれました。
最後までみんなの注目はネコ、ネコ、ネコの旅行でした。
エアビーに到着して落ち着かないクッキーさん。
壁とベッドの隙間に入ってしまった。
今日も読んでくれてありがとうございます(^^)