「私には価値がある！」
「○○を叶えると決めた！」
上辺だけそう言っていても何も変わらない。
その前に、やることがある。
この記事で少し書いたように、
私がノートを書き始めた時、私はくすぶっていた。
ノートを書き始めたのも、「ノートを書くと人生がうまくいくらしい」というのがはじまりだった。
最初はひたすら自分の中での会話をノートに書きだしていた。
今度こそ、自分の人生を生きよう、本当にやりたいことをやろう。
そう思っていたので、
「本当は何をやりたい？」
「これからどうしていきたい？」
そんな問いかけもよくしていた。
でも、それに対して何も答えが出てこなくて。
「・・・」ってノートに書くことがよくあった。
その度に、
「ちょっとしたことでもいいんだよ？」
「なんだっていいんだよ？」
「私はどうしたい？」
って優しく問いかけを続けた。
そんなことを続けるうちに、
本当にちょっとしたことだったけど、ぽつり、ぽつりと自分の中から湧いてくるものがあった。
でもすぐに、
「どうせ無理だよ」
「私にはできない」
という言葉が浮かんできた。
だからその度に、
「そんなことないよ」
「私だってやっていいんだよ」
「好きに生きていいんだよ」
というような言葉をかけていたのだけど、
そういうことを続けてしばらくたったある日、
自分の中から思いがけない言葉が出てきた。
その日も
「そんなことないよ」
「私だってやっていいんだよ」
「好きに生きていいんだよ」
ってノートで自分に声をかけていたんだけど、
その時に自分の中から強烈に湧いてきた言葉、それが
今さら都合のいいこと
言ってんじゃねーよ！！
だった。
この時、私はようやく、自分がものすごく傷ついて、悲しんで、怒っているんだ、という事に気がついた。
私は今、私からの信用が全くないんだ、って。
そう、確かに、これまでも私の中からたくさんの声は湧いていた。
「これがやりたい」
「こうしたい」
「こんなのやりたくない」
「もう嫌だ」
それを私は無視してきた。
「そうだよね、でも、この状況でやりたいとは言えない」
「そうなんだけど、私の立場では無理だ」
「やりたくないけど、やるしかない」
「だからダメなんだよ」
そうやって、自分のことを無視してきたなぁって気がついて
泣いた。
ノート書きながらぼろぼろ泣いて
自分に謝った。
ずっと無視してきてごめんね。
でも、あの時はあれが最善だと思ったんだ、
私の精一杯だったんだ、許してね。
そんな中でもずっと私でい続けてくれて
ありがとう。
私は私を愛しているよ、
これからはちゃんと声を聞いていくからね。
そんなようなことをノートに書いた。
その時だけでなく、それからしばらくの間、自分に謝ったり、「これからはこうしていくね」と声をかけたり、
自分との関係を修復する時間が続いた。
この出来事は自分の中でものすごく大きなターニングポイントで、
そこからいろいろなことが変わった。
先日、「自分に価値があると思えない」という話に触れたけど、その根っこにあるのもこれだったなぁと思う。
それくらい、ものすごく大事なことなのに、
時々忘れてしまうんだよね。
何かに打ち込んで必死になっていたりすると、忘れてしまうことがある。
最近も、そうなっていたなと思って、このことを思い出したので、書いてみたよ。
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