昆虫は脱皮する時、体が柔らかくなる。(それでも殻を破って出てくるから不思議!)
そんな時に敵に襲われたらひとたまりもない。
命の危険を冒して脱皮する。
でも脱皮するごとに確実に強く大きくなる。
人の成長もまた脱皮に似ている。
一時的に弱くなる。
硬く身につけた鎧を外さなければならない。
それは危険なことである。
不安定なことである。
弱くなることである。
だからなかなか鎧を外せない。
少し外してもすぐにまた元に戻ろうとする。
大人になった人間の成長を脱皮に例えてみる。(人間は脱皮しないで大きくなるんじゃ!)
昆虫は脱皮が運命づけられている。
脱皮しないでいることはできない。
脱皮に失敗することもまた死。
人間は脱皮するかしないかを選べる。(←強引にこじつけたね)
脱皮する時、人は弱みを見せなければならない。
それはとても頼りない心地がする。
足元がなくなるような気がする。
でも、人に弱みを見せるのが嫌なのは、
弱い自分を隠そうとしているから
そしてそれは、心の奥で人を信じてないから
今もなお、これ以上に信じられなくなるのが怖くて、挑戦する勇気がないから