酒 食事処 生麦
生麦魚河岸通りにて、居酒屋兼定食屋のスタイルで営業している。こじんまりとしているが、味は食通からの評価も高い。最寄り駅は、JR鶴見線の国道駅。

営業時間
10:30〜13:30
17:00〜21:30
定休日 日曜日
大体の場所 横浜市鶴見区生麦


鮪·中トロ·赤身·中落ち丼
1300円



旧東海道沿いに生麦事件発生場所が有り、そこには説明板が立てられている。

そのまま道を進むと、生麦魚河岸通りとなる。

江戸時代より生麦は漁村として栄えていたが、明治以降の京浜工業地帯の開発と重なるように、獲る方から売る方へと向かう。戦後間もない混沌期には、旧東海道沿い中心に、160近い業者が軒を連ねる最盛期を迎える。

JR鶴見線 国道駅が近付くにつれ商店が増えていく。その中で、十数店舗の鮮魚店が点在している。

鮮魚店の多くは、寿司屋や小料理屋などと取引をする小口の卸売が主体だが、一般客も買物が出来て、祭事や年末には多くの人が訪れる。

基本は、午前中の営業。昼には閉めている所が多い。

魚河岸通りと聞いたら、魚河岸メシを食いたくなるのが人の常。何にも無さそうな中、貴重な一軒を発見というかリサーチ済み。「酒 食事処 生麦」という店に行く。


入口の引戸は開いたままだったので、そのままノソっと入店。








大将のお母さんからは、極めて自然な感じでカウンター席に促されお茶を出される。

大将が言うには、今日はメニューにある納得丼は提供していないと言う。

うーん、と考えていると、自分の後ろに小さなホワイトボードのおすすめメニューがある。

グッ…ググッ。

腰をひねってメニューを見る。

グインッ。

元の体勢に戻る。

「すいません、鮪·中トロ·赤身·中落ち丼。」

すると、白飯と酢飯の選択権を与えられるので、白飯の方を選択。


先付けだろうか?漫画「シグルイ」に出てきた四方膳のような物が提供される。

ズズッ…。

何気にお茶が美味い。



カウンター越しの、大将の気配から丁寧な仕事ぶりを感じていた。そして、マグロ丼の登場だ。

ここから先、自分の流儀でやらせてもらう。

ワサビは一旦外して小皿で醤油で溶いてチャーっとマグロにかける。

ンぐっ…。

口に掻き込む。

ゴフっ…。

ワサビにむせる。

中トロ、赤身、中落ちを一気に食べる事は、マグロの横っ腹をガブリつくのと変わらない。

(そ…そんなの、美味いに決まっているニャーッ!)

味噌汁は生ワカメ使用。これもイイ。

(うむ…。)

(納得丼じゃないけど、量、値段、味に納得!ゴロニャン♡)

何だか野良猫気分になったので、店を出て再び彷徨う事にした。

場所は、ここまで来ちゃうとJR鶴見線の国道駅が近い。





鶴見区のディープスポットと言えばココ。