ホテルの窓からの様子。

相双地域
相双(そうそう)と読む。浜通りからいわき市を除いた地域。相馬地域と双葉地域に分かれる。

双葉地域
浪江町・葛尾村・双葉町・大熊町・富岡町・川内村・楢葉町・広野町。(大熊町に福島第一原発がある。)

双葉地域における復興の歩み
常磐自動車道 2015年3月 被災から全線開通
イオン浪江店 2019年7月開業
JR常磐線 2020年3月 被災から全線開通
道の駅なみえ 2020年8月開業
東日本大震災·原子力災害伝承館 2020年9月開業
国道6号 2022年8月 歩行者・自転車の通行可

帰還困難区域の割合(2023年)
双葉町 95%
浪江町 80%
大熊町 62%
葛尾村 19%
富岡町 12%
南相馬市 6%
飯舘村 5% 

帰還困難区域
簡単に説明すると人が住めず立ち入りに許可が必要な区域です。(福島第一原発の風下となる地域が多い。)帰還困難区域の特定復興再生拠点区域では人が住めます。


Googlemapで浪江町周辺を見た限りでは、他の双葉地域に比べ飲食店や宿泊施設のマーカーが多く表示されている。

そして、ここ最近の復興度合からして気楽に行けそうな感じもする。浪江町に行く事にした。


ゼネコンに借り上げられたホテルや復興作業員向けの飲食ビルが有り、町の中心部は宛らブルーワーカーの町といった様相だ。


ホテルには予約無しで泊まれた。駅周辺をウロつくが日曜の夜という事もあり閑散としている。因みにコンビニは2軒ある。


双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」に行く。

開館時間 9:00〜17:00
休館日  火曜日 年末年始 火曜日が祝日の場合は翌日休館
展示入館料 大人 600円 
      小中高 300円 
      未就学児 無料 
      大人団体(20名以上)480円 
      小中高団体(20名以上)240円




原発と津波の二つの災害が語られる。

無料の小冊子やパンフレットが充実している。

3Fのテラスから。

ロボット芝刈り機が数台動いている。


続いて「震災遺構 浪江町立請戸小学校」に行く。


営業時間 9:30~16:30

休館日 火曜日 年末年始 火曜日が祝日の場合は翌日休館

入館料 一般 300円

    高校生 200円

    小・中学生 100円

    未就学児 無料

    団体は50円引き






元々アートな作りの校舎。復興途上の景色との融合が震災遺構とはいえ現代アートの作品みたいだ。

浪江駅周辺を見て廻る。

両隣の駅は駅舎が新しくなったが、浪江駅は震災当時も現在も駅舎は変わらない。現在の駅舎は1976年(昭和51年)にコンクリート建築に改装されたもの。

固定観測局(リアルタイム線量測定システム福島調査用)

かつての商店街が見て分かる。

新町通り。Wikipediaで浪江町>歴史の写真を見ると震災当時は商店が軒を並べていた。

國玉神社(クニタマジンジャ)

主神 大国主神 少彦名神 平将門

震災の影響を受け社殿が傾くが2022年に再建された。

Googleの國玉神社のローカルガイドでは、被災した社殿の様子が分かる。


常磐道の浪江ICに向かう途中にあった。目玉神社と読んでしまい変わった神社があるなと思い立ち寄った。

かつては國王(コクオウ)神社であったが、國玉(クニタマ)神社と名を改めている。

追記
Googleマップのストリートビュー機能において、2022年より、スマホでも過去のストリートビューが見られます。

ストリートビューで周辺の様子が見える状態で、画面の下にある「他の日付を見る」をタップすると見られます。横にスワイプする事で日付を調整できます。

浪江町においては、2013年まで遡る事ができ、原発事故の影響で復興がままならない様子が確認できます。

今回、自分の記事だけでは伝えきれなかった、特に浪江駅周辺や國玉神社など、拙い記事の補足として見て頂ければと思っています。