昨日のひな祭りは、
記念撮影のオンパレードでした。

今日は、兄が実家に来た。
私の娘の世話の様子を見て、

「子供を産んで人生が変わったか?」

と質問された。

私が言葉に詰まっていると、
母が

「〇〇ちゃん(私)は、人生に投げやりになってたからねー」

私が20代を自暴自棄に過ごしていたことは
兄にも分かっていたんだということを
そこで初めて認識した。

何も望みを持たなかった20代。
仕事を理由にしたり、プライベートを理由にして
苦しくて、毎日のようにお酒を呑んだ。
お酒で1年に3回急性胃腸炎になることもあった。

苦しみの本質は、自分でわかっていたけれど、
逃げたかった。

妊娠してから、初めて母に私が墓場まで持って行こうと
思っていたその苦しみを話すことができた。
私が結婚や家庭や男性に希望を見いだせなくなった理由だった。

母は、青ざめた顔で聞いていた。
だから母にこう言った。
「今、幸せだから、話せるんだよ、だからもう大丈夫だよ」


母子手帳の毎ページの下に、良い言葉や格言が載っているのだが、
そのうちの一つにこんな言葉があった。

「今までの人生に否定的な人でも、親になった今から
『生き直し』すればいいんです。」
By 猪熊弘子(ジャーナリスト)

兄からの質問に答えられなかったけど、
そう、「生き直し」をしたい。