NHKの「にほんごであそぼ」を4歳の娘が見ていました。

よく聞くと、走れメロスの劇でした。

すると頭が古い記憶の検索をはじめました。暴君の名前…名前…ディオニソス?いやいや、それはギリシャの酒の神…

あー、ディオニス

すると…

セリヌンティウス
メロスの友達…

アンドロメロス。80年代の流行らなかったウルトラマン。

カンパネルラ。宮沢賢治の小説、銀河鉄道の夜に出てくる主事の友達。

とりとめもなく、単語がずらずら出てきます。

これが、小さい頃に知らずに始めた「芋づる式記憶」の結果です。

とりあえず、似たものとセットで覚えていきました。意味のあるものも、ないのもあります。音が似てるだけ、とか。

これらの言葉は、セットになって脳のどこかに格納されています。ピンポイントで出せるほどの必需品ではないので、かなり深いところにしまいこまれています。

思い出そうとすると、「メロスが鼻を明かす、暴君の名前は?」という質問が浮かびます。
すると、まず適当な音が出てきます。「ゴ」とか。
ゴ、ゴゴゴゴゴ…

ないな。

デ、デデデデ…

ディオ?

という感じです。

なので、覚えるときに音を出すのは大事です。音読にはそういう意味があります。

そのあとは…
先ほどご説明した通りです。

いろいろ、勝手に言葉が出てきます。

芋づるに連なった言葉は、まるで小宇宙のようです。ひとたび開かれると、ひとりでにどんどん展開していきます。

ほらまた、小宇宙なんていうから、「コスモ」とか…コスモなんていうから、イデオン:第六文明人の残した遺跡、とか…

止められません^_^