隣には新撰組2番隊隊長だった永倉新八の墓がありました。
近藤、土方の墓は永倉が建立したそうです。
この人物は幕末の動乱を生き抜き、大正4年まで生きています。
先日「浪士文久報国記事」という永倉が書いた本がアマゾンで売っていたので購入して呼んでみましたが非常におもしろかったです。
新選組戦場日記 浪士文久報国記事
彼は大正4年に76歳で死んだわけです。彼が歴史に名前を残すのは幕末のたった数年間だけであり、その後は歴史の表舞台から姿を消します。本を読んで思ったのは、彼自身も自分の一生を振り返ってやはり幕末時代がすべてであり、その後は全力疾走後の余韻のようなものだと思っていたのではないかということです。
幕末維新の人物は、勝った薩長側の人物で明治後も生き残った人々はそれなりに歴史に記録を残していますが、負けた幕府側の人物はひっそりと明治を生きている場合が多いように思います。永倉新八もそうだし、徳川慶喜、松平容保なんかもそうだと思います。
晩年の松平容保を描いた小説「王城の護衛者」は秀逸です。おすすめです。
新撰組関連書籍では、子母澤寛の「新撰組始末記」、司馬遼太郎の「新撰組血風録」がおすすめです。現代人が持っている新撰組のイメージはこの2冊が基になっていると言っていいと思います。
