中国人の正体―彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか (学研新書)/金谷 俊秀

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「中国人の正体(学研新書)」を読みました。


中国人の特徴、文化、習慣が、基礎的な情報ベースに、最新事情を交えながら紹介されています。北京オリンピック直前に出版された本なので、比較的新しい情報がちりばめられています。全体的によくまとめられていますし、各項目2-3ページで構成されていて読みやすく、良書だと思います。特に、最新事例がちりばめられているところがいいですね。やはり中国事情は常に変化しているので、情報は新しいほうがいいです。


日頃中国人と仕事やプライベートで関わっていて、「相手の行動が理解できない!腹が立って仕方がない!」と思っている方はまずこの本を読んでみてください。きっと「なるほどそうだったのかー」と納得できる箇所が多々あるはずです。


6章から構成されています。

中国人と「政治経済」

中国人と「社会事情」

中国人と「男女、若者文化」

中国人と「生活習慣」

中国人と「食文化」

中国人と「金銭感覚」



個人的におもしろかったのは以下のトピックです。

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中国人理解のための本で一番オススメなのはこの書籍↓

1935年に出版された古い本ではありますが、内容は決して古くなく、中国人・中国の性格、精神、生活、政治、文学、芸術などが網羅されており、内容は相当充実しています。後世の中国関連本はこの書籍の内容の1部分もしくは要約したものと言っても過言ではないくらいです。(レビューはこちら

中国=文化と思想 (講談社学術文庫)/林 語堂
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