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とあるアパレルマンの報告

あるアパレルメーカーで勤務中の私がアパレル業界への理解を深めることを目的に企業研究と仕事の話をします。きっと一般的な消費者にも楽しんでもらえると思います。服とは、誰にも身近なモノですからね。

入社して半年が経過、研修という名の工場実務にも慣れてきた。
入社当初のモチベーションを下げるには十分な期間が経った。
こんな作業をするために入ったんじゃない、なんのために入社したんだ。
単純作業を繰り返し時間を持て余しパートのおばさんにパシリにされる日々。
正直辟易していた。なんのための研修なんだ!!と。

そんなある日、前工程のミスを修正するために駆り出された。
伝票を見るとどうも商品が足りない。

荷造りする前の商品を全て確認したが、かなりの数が混入していた。
この様子だと既に荷造りした商品の中にも相当数が混入していると思われる。

7,000枚の商品を全て確認したが、どうしても数枚足りない。
そこで荷造りする前の商品をもう一度確認してみると混入ではなく
指定の色ではない商品が投入されているところがあった。

メンバーは、混入が疑われる色の置き場のみを確認していたが
他の色の配置場所に置かれていた。

上司が
「お前らどんな作業をしとるんだ。お前らここは確認したと言ったよな?」
自分らの確認の甘さを認めた私たちは「はい。」と答えた

上司はすべてを確認したと思っているが、私たちは一部しか確認をしていない。
その甘さがミスを起こした。
そして他人が確認したと思って漫然とチェックした落ち度にも気づかされた。
もう一度確認するのだから、気持ちを新たに確認しなければ意味がないのに。

ミスを始末して無事出荷したあと、上司に新人らは呼ばれた。

「お前ら、こんな仕事をしていたら研修開けてオフィスで仕事してもすぐに仕事を与えられなくなるぞ。お前らをここで怒ってやりたいが、これは研修だから許してやる。今後こういうことが無いようにしろよ。」
「自分がやった仕事は、自信を持ってやったと答えられるようにやれよ。」


その言葉を聞いて、こんな仕事と舐めた気持ちで取り組んでいた自分の甘さに気づかされた。
研修でやるようなミスは、修正しないと今後やる可能性がある。
研修だから間違っても迷惑は社内で収まる。
しかしこれが取引先も関わってくるようではこうも行かなくなる。

自分のミスの傾向を把握してミスを減らしていく

今後このような作業をするとは思えない。
作業自体のスキルアップは正直役に立つとは思えない。
しかし、それは小手先のことであって、
もっと本質的な仕事への姿勢や自分の意識は今後の仕事にも活かすことができる。
ここで自分をもっと成長させることができると気づけた貴重な経験だった。


この上司は、本当にたまにいいことを言う。