Announce:「Lady's and gentleman, For Bad Wether, heathlow is so crowded
We are waiting gate, please ••••• 」
天候悪化により、ヒースローが一時、閉鎖、
その影響で到着ゲートが混雑しているとの事。
さすがの遅延続きに周囲の乗客も騒ぎ始める。
それをなだめる客室乗務員たちも動きまわっている。
時計の時刻は現地時間の15:55を指していた。
そろそろ、ついてくれないとロンドン観光は厳しいなと思いかけたころ、
飛行機はヒースロー空港 第5ターミナルのゲートに到着した
ヒースロー国際空港はロンドンを代表する国際空港である。
ロンドン市内などとのアクセスは比較的便利なものの、
老朽化と乗客数の増加を受けて繰り返す増築のために、
荷物の紛失が多く報告されているほか、乗り継ぎの手間もかかるなど、
使い勝手の面ではあまり評判が良くない空港の1つである。
手荷物の紛失、いわゆるロスバケだ。ブリテッシュエアウェイズでロンドン経由にすると、
ロスバケする確率があがる。パッカーの中でも有名な話として語り継がれている。
(現に私もあったけど)
1年振りのロンドンの空港の雰囲気を肌で感じながら、
私は足早に入国審査場を目指した。
現在、ロンドンは現地時刻 16:20を指していた。
入国審査官の質問も予想していたより簡単で、Transit で入国したい旨を伝えると
すんなり今年も入国をさせてくれた。
一般的にイギリスの入国審査は厳しいと言われる。
ワーキングホリデーのイギリスビザもかなり厳しいと言われている国
通常に入国するのも敷居が高い。今迄はそう思っていた。
2011年の夏旅行で帰国の際、どうしてもタバコが吸いたかったので
ロンドンの入国した時は先手を打ち、「Transit Just a smoking!」とこちらから
言って笑顔で入国させてくれたが、どうやら本来は違うと旅仲間に後日談で聞いた。
入国審査を終え、オリンピックの選手、関係者の専用レーンを抜け
制限エリアを出ると、そこには1年前とは変わらない光景が私を迎えてくれた。
時刻は16:55を指している。
「市内のパディントンまでヒースローエクスプレスで約30分、
そこから地下鉄にのりビックベンまで30分」
片道に余裕をみて1時間、往復で2時間
19時前には戻れるか?いよいよぎりぎりである。
急いでヒースローエクスプレスの券売機に行くと
なんと、長蛇の列。列。列。20人くらい並んでいる。
「Damn it!」
先ほどの天候といい、「俺にロンドン観光させない気か?この国は」と
そろそろ思えてくる展開である。
だが、ピンチになればなるほど、「旅魂が燃えてくる」
冷静に周囲を見渡すと、小さな機械が4~5台あり、
人が立ち止まってはホームの方向へ消えていく。
もしや、券売機では?
神様が救いの手を差し伸べてくれたようだ。
列を離れ、券売機で市内の行き先を指定する。
画面には片道 22£の表示
この旅でポンドは両替してないので、
券売機脇にあるカード挿入口にクレジットカードを差し込み
チケットを購入。
券売機を離れ、いざ、ホームへと向かう瞬間、
足が止まる。そして、
そして、ヒヤりとする。
「ロンドン~リスボン間って国際線だよな。
すると、1時間前じゃなくて、2時間前にチェックインしてなきゃいけないんじゃ?
いやいや、2時間前は日本の旅行会社が集合時間として決めた時間だ。
実際チェックインは出発の45分前迄はカウンターは空いている。
しかも、リスボン行きのチケットは既に成田で発券済み、すなわち、遅れても
大丈夫だ。19:00位にもどれば大丈夫だ」と半ば、強引なロジックで自分を納得させ、
地下のホームを目指した。
1件の重大な事故、災害の裏には29件の軽微な事故、災害、そして
300件のひやりとすることがある。
旅も同じだ。1件のトラブルの裏には29件の軽微な判断ミス、そして
300件のタイムロス、うっかりミスが隠れている(続)