の続きです
部屋に走り込んだら、看護師さんが父のそばにいてくれていた。
父はまだかすかに息をしていた。
まだ大丈夫です
耳は最後まで聞こえてます
娘さん、話しかけてあげてください
お父さん!
ありがとう!ありがとうね
ハイバァのことは私がちゃんと面倒みるから安心してね
孫のことも私のことも心配しなくて大丈夫だからね!
ありがとうね
と泣きながら大声で伝えた、、、言いたいことは言えた。
そしたら、
フゴッ!
って大きな息をして、父は静かになった。
看護師さんが、
最後の一呼吸かな…
娘さん、すごいバッチリのタイミングできて下さいました
良かったです
はい…ご連絡いただきありがとうございます
(あそこで20万ケチってたら間に合わんかったな(°▽°))
と思った。
けど結局セ◯マは高いので、20万割引しても家族葬専門のところの方がお安いです。
夫と長男、次男も急ぎこちらに向かっていたので、医師の死亡確認はみんなが揃ってからにしてくれた。
父はギリギリまでひとりできっちり生活し、動けなくなりそうになったら、自分で判断してすぐ入院し、
病院でもみんなに「大丈夫や!心配するな」と言ってくれて、
何にも困らせることなく旅立った。
私はもっと何かできただろうに、たいしたこともできずに逝かせてしまった。
治療も何が正しかったのかわからない。
いろいろ後悔するのかな、、、。
死亡確認が終わり、しばらくして看護師さんが
お父さまをキレイにしてさしあげたいので、
ご家族さまも一緒にお手伝いいただけますか?
お顔を少し拭いてもらったりとかです。
と言いにきた。
仕事を早退して危篤の父のところに大急ぎで来て、ずっと大泣きしてた次男。
オレできるかな…
と泣きながら言う。
看護師さんが言いにきた時、長男はトイレか何かでいなくて、
後ほど帰ってきたら長男に、今の今まで泣いてた次男が、
じいじの身体をキレイに拭くのを手伝ってくださいって
看護師さんが言いにきたよ。
これはかわいがられた順番で場所が決まるから、
オレは顔やけど、
おまえ肛門な!
え💦(°▽°)マジで?
と驚く長男に、思わず私、
そんなわけあるかーい!
と突っ込んだわい。