①窓側お向かいやのお若い方は気配を全く消していて、
トイレ洗面台なども顔をあわせないように気をつけておられるご様子。
わかりました、と心で答え、私もそのように動く。
②斜め向かいのおばあさま。
これがまあ口うるさい。看護師さんに注文も多い。
物腰丁寧だが、自分の意志を通す。
退院も先生休みやから連休明けや言うてるのに、
むりやり日曜日に退院！
何度も何度もしつこく交渉していた。
そして夜中中ものすごいイビキ。
似てる…似すぎてる…
私は心で、
ハイバァと名付けた(￣∀￣)
③そして隣のおばあちゃん、
韓国ドラマも携帯ゲームも全部イヤホンなし！
なんのドラマかわからんけど、♪サラゲー♪みたいなエンディング曲が聞こえる笑
もちろん、
電話もスピーカーで！丸聞こえ！
会話を再現する。
もしもし！ケンタ？(本名)
金曜日来れるって言うてたから、その日退院にしてもらったから、迎え頼むわ！
は？無理無理無理！
その日オレ予定あるねん！
…と揉め始めた
なんでやの！来れる言ってたやん！
そんなん言うてない！
無理無理無理！その日あかんねん！
きて！
無理！
いや、来たれよケンタ…(心の声)
ほんなら私どうすんの！
オヤジに来てもらえ！
お父さん８0やで！来れるかいな！
そんなん知らんわ！
ちょっとお父さんに代わって！
父登場。
はいはいー
お父さん！ケンタに病院来るように言うて！
はいはーい
また使えなさそうなオッサンやな…(心の声)
一度電話は切られ、しばらくしてかかってきた。
もしもし！オヤジがうるさいから行くけど、
退院10時？
オレ9時半には出たいから9時頃行くわ。
バイクで行くし！
おい！バイクで来てどうすんねん！(盛大な心の声)
そんでええやろ？
ええわけあるか！あほか！と横で盛大にツッコむ！
もういい！あんたは好きに生きていったらええわ。
あんたの都合良くなんでも動かへん！
もういいから、お父さんに代わって！
はいはーい
お父さん！もうケンタはええわ。
お父さんで良いから金曜日10時にきて！
金曜日10時？
その日は祭日やなぁ、バスが全然無いなぁ。
お前、退院土曜日にしてもらえ。
ズコー！(私)
タクシーで良いから来て！
タクシー？わし、金ないねん！
もう！私払うから！
とまぁ、30分は揉めてた
ご様子を伺う限り、これから介護認定を受けてリハビリにも通わなければならないのに、
ケンタよ、お前ちゃんとやってやれよ…と心でエールを送った。