道ばたや河川敷、草やぶ、林縁などいたるところにごく普通に生えるつる植物です。多年草ですが、何年もたつと茎の下の方が木質化して、藤づるのようになります。葉を揉むと、顔をしかめたくなるような悪臭があることから、屁、糞の字を当てた名前がつけられました。一方で、花が可愛らしいことからサオトメカズラ(早乙女蔓)、花の真ん中がお灸をすえた後のように丸く赤くなることからヤイトバナ(灸花)の別名もあります。果実はまるく、熟すとカサカサになります。色は黄土色で光沢があり、長持ちするため、クリスマスリースなどの飾りにも最適です。ただし食用にはなりません。