最近のニュースは、もっぱら税収増の分をどうやって国民に還元するかに終始しています。日本政府は、1000兆円の赤字を抱えています。最終的には、子孫につけを回すつもりなのでしょうか。普通の家庭や会社なら、借金がたくさんあって、その年に思わず収入が増えたら、まず借金返済に回すでしょう。当たり前の話です。

 私は、住宅ローンを組んで、家を買いました。少し余裕がある時には、前倒しして一部繰り上げ返済をして、早めにローンを返済したおかげで、退職金は、そのまま手元に残りました。生活保護世帯が増えています。何らかの理由があれば、仕方のないことです。しかし、今はどこも人手不足で、探せば働き口はあります。そこそこ働けば、生活していくだけの収入はあるはずです。お金の使い方の教育も必要です。お金を食べるものに使うか、スマホに使うのか。外食をするのか自炊するのか。娯楽に使うのか、家賃を払うのか。借金を返すのか、今の生活をより豊かにするのか。

 アリとキリギリスの話のようなものです。家持ちが豊かで、借家住まいが苦しいのではありません。稼いだお金をどのように使ってきたかが問われるべきではないでしょうか。子ども食堂が子どもたちのためということで増えてきました。黙って座れば、ただで食事ができる、ということを教えているようにも思います。インスタントラーメンでも、野菜を入れて卵を入れて作れば、立派な食事です。自炊できる子どもを育てるべきではないでしょうか。我が家では、娘も息子も高校時代は自分で弁当を作って持って行っていました。

 日本政府が、正しいお金の使い方を示さなければ、国民もその時のあぶく銭を楽しんでしまう国になってしまわないかと心配です。みなさんは、どう思いますか。