今日、ニュースでジャニーズ事務所の記者会見についての分析が流れていました。補償するには、お金が必要で、その原資を何にするのか、ということについて質問があったのかどうか、なかったのか、その点をどうマスコミは思っているのだろうかと不思議に思いました。私が見たニュースでは、そのようなことには、全く触れていませんでした。

 ジャニーズ家やジャニーズ事務所の資産を公にして、「お金はこれだけしかありません」と言ってからでないと、補償の金額の相談はできないと思います。国のように無責任に「赤字国債」を発行し続けるわけにいきません。補償する会社とタレントの世話をする会社に分けるようですが、補償業務をする会社には、今後の収入はないように思えます。タレントの世話をする会社から、継続的にその儲けの一部を還流するのであれば、原資は、上積み出来ると思います。「法を超えた補償」と言ってしまった以上、お金の算段は付いているのでしょうか。それほどの莫大な資産をジャニーズは持っているのかもしれません。

 謝罪や償いといっても、加害者本人が亡くなっているので、結局補償というのは、お金ということになります。お金の流れがどの程度、透明化されるか、私は気になります。

 また、300人以上が補償の対象者の被害者ということですが、被害者ではないテレビで活躍している「勝ち組」のジャニーズのタレントの人たちは、どういう立場なのかも気になります。性加害を黙認したマスメディアのおかげで、それなりの地位や収入も得た人たちです。彼らは、この問題には「関係ない」人たちなのか、彼らもジャニーズ性加害問題によって迷惑をこうむった「被害者」なのか、それとも仲間の性被害を見ぬふりをしていた傍観者的な「加害者側」の人なのか、一人一人の心次第ということになります。早めに、ジャニーズに見切りをつける人もいます。もしも、「加害者側」の意識があれば、補償の原資に対して、自らの資産のいくらかでも出すのが、誠意のような気もします。

 みなさんは、補償の原資についてどう思いますか。