私は、時々、近くのスポーツジムに行って、水中ウォーキングをしたり、ストレッチヨガの教室に参加したりしています。私が通っているスポーツジムは、風呂も併設されていますので、更衣室では、裸姿で、男性会員がうろうろしています。ここに、時々、女性スタッフが入ってきて、床を清掃して奇麗にしています。女性といっても、かなり高齢の人です。男性会員は、なにも気にしていません。

 高速のサービスエリアのトイレやショッピングモールのトイレの清掃の時も、男性トイレに女性スタッフが入ってきて、掃除をされています。掃除中にも、男性が用を足していることがあります。誰も女性スタッフを気にしていません。

 最近は、看護婦が看護師となって男女の区別なく就労しています。男女平等がいろいろな分野にいきわたっています。男女の就労について、男女の差をなくしていこうということが進んでいます。いいことだと思います。

 さて、前述の清掃のことですが、女性の更衣室に、たとえ高齢でも、男性スタッフがスポーツジムの会員の使用中に、のこのこと入ってきて床を掃除していたら、大問題になるのではと思います。公共施設の女性トイレに入ったことがないのでわかりませんが、施設が閉鎖されていない時、つまり誰かが利用しているときに、男性スタッフが入っていって清掃していたら、これも大問題になると思われます。

 つまり、男女が分かれているトイレなどの清掃においては、感覚的に、男女平等ではないことが、道徳的に認められています。私は、入院して、手が動かせない時に、女性の看護師の人に下半身もタオルで拭いてもらったことがあります。男性の看護師の人は、女性の患者さんの下半身を拭いたりするのでしょうか。きっと、それはしないと思います。

 男女平等といっても、性の違いに関わって、モラルが存在していることを、スポーツジムの更衣室で、掃除をされている女性スタッフを見て、ふと思いました。