https://honmoku.yokohama-fishingpiers.jp/pdf/shikake.pdf

 

子供と一緒に楽しむ釣りの定番、サビキ釣り。

 

100円ショップで仕掛けや折り畳みのバケツ、自転車ロープ等を調達しました。多分、全部で2千円くらいは出費したでしょう。もちろん、別途、餌のアミコマセ、オキアミ、バッカンも近くの釣り具チェーンで買いました。もちろん、竿やリールは手持ちの物を使いましたが、なんだかんだで、準備に5千円くらいはかかりました。大人買いじゃないですか。釣りも結構お金がかかる遊びです。

 

電動自転車にクーラーボックスを括り付けて、竿は背中にかついて向かったのは、横浜本牧の海釣り施設です。我が家からは自転車で1時間弱のところにあります。

 

簡単に魚が釣れて、新鮮な魚を自分で捌いて、好きに調理して、おいしくいただく。お酒のつまみとか。大人らしい楽しみ方じゃないですか。

 

ところが、本日の釣果は・・・

 

コノシロ x 1

アジ x 1

 

1日粘って散々な結果です。サビキ釣りってこんなに難しかったっけ?

 

釣りを完全にやめたのは2011年3月ですから、今から13年前。今回はその時以来、本当に久々のチャレンジでした。

 

それまでは、小学校低学年だった子供たちと本牧海釣り施設に時々出かけていました。釣りはその時が私も初めてででした。子供たちには、「食べ物」とは何か、自分が生きるために何を犠牲にしているのかを感じてもらいたくて始めたのです。しかし、よくある話ですが、親の方が釣りにハマってしまって、当時は原付二輪で一人で出かけて三浦半島の磯で浮きフカセでメジナ、磯子の穴釣りでメジナやカサゴ、海釣り施設でサバやアジを釣って、釣った魚は料理して家族で食べて楽しんでいました。

 

この歳になって自転車で遠出をするようになり、海岸線を日の出ごろに走っていると、無性に釣りがしたくなってきました。いわゆる朝マズメという時間帯に折角伊豆の海岸にいるのに、ただその横を通り過ぎることの虚しさヨ・・・

 

最近のアウトドア人気もあって、キャンプにわざわざ自転車で出掛けるという不思議な楽しみ方があるようです。しかも、今どきの「キャンプ」というのは、昔でいう「屋外バーベキュー」を夕方から夜にかけて行い、そのままテントや車で寝てしまうという集団または単独の行動のことを指します。「屋外バーベキュー」は、単に肉や野菜を焼くだけでなく、日本らしくご飯を炊いたり、焼きそばやスパゲティーなどの麺類、カレーや豚汁などのスープも作ります。わざわざ屋外の不便な環境下で主な食材は現地調達、サイドメニュー類は家で下準備したものを持ってくるのですから、自転車は、ほとんど荷物を運ぶための道具として扱うのですから、余程体力に余りあるアクティブシニア達の酔狂な遊び方です。

 

一方で、自分達がその昔にやっていたような、テントと寝袋だけをもってサイクリングは「アウトドア」の楽しみ方としては不十分。夜間、焚き火もしないし、バーナーは持っていくけれ調理はしないスタイルは、単に屋外で休息をとるだけなので「アウトドア」ではなく、むしろ「野営」という分類に入るのではないかと推察します。そもそも、マウンテンバイクでの山道ではなく、主に舗装路を走るサイクリングではある程度の「距離」を走るからこそ自転車に乗っていて楽しいと思うのですが、わざわざ重い調理器具や食材をもって、屋外で調理して食べることを主たる目的としているだけでレジャーとして成立するのですから、時代は変わったなと実感します。

 

今朝は、コンビニでサンドイッチと麦茶を買って持参。お昼は施設でカレーを食べるつもりでした。しかし、朝は6時の開場には間に合わず、7時に到着。朝は、ゴミ出しやら犬の散歩とかやることが多いんです。

 

自転車釣行は、駐車場の費用がかからないのが最大のメリットです。しかも、施設利用のチケットは2008年に購入した回数券の余りです。普通に一日券を買うと900円かかります。しかし、2008年当時の回数券は有効期限がなかったので、今でも使えるのだそうです。大変親切なことです。朝7時から開始、夕方4時まで粘りました。お昼は、施設の食堂で、550円のカレーうどんを食べました。この値段は昔から変わってないのでは?


とはいえ、本日の釣果は惨憺たる結果でした。コノシロは塩焼き、アジはナメロウにして食べました。しかも、その味は・・・

 

不味い・・・

 

魚に罪はないのですが、正直な大人の感想です。やっぱり、工業地帯の真ん中の釣り場にいる魚の味はやはりそれなりでした。大人の夢がまた一つ打ち砕かれてしまった感じです。