初の出張打診!!!!!
ん~フランスとカナダ二ヶ国ハシゴの出張です。
音速の壁をスルッと抜き去る速さで断りました。
間違いなく音速の壁を乗り越えた時の衝撃波が部屋中に解き放たれてました。
だって出張費の1/3は自分持ちなんですもん。
期間が合計で3週間なんで、余裕で消費者金融へレッツゴーじゃないですか。
転職したばかりでそんな金ないっつうの。
と、いうのもですね、多分ワケがあるんですよ。なんで僕如きに海外出張の話が来たか。
先日ですね、ランチを食べに同じ中途入社で入った同僚と二人で社外に出たんです。
そしたら白人のファミリーが道路端で何か困ってるそぶりがぶりぶりだったんで近づいてみたら車がパンクしてるじゃないですか。カタコトで話しかけてみるとレンタカーで観光していたものの、パンクしてしまって立ち往生しているらしい。
JAFとかの救難組織を外人が知っているわけもなく途方に暮れていたわけです。
ここは腐ってもバイク乗り。タイヤ交換くらいは僕でも出来ます。
それよりも
「日本人はパンクして困っていても皆見てみぬ振りするんだぜ、ボブ」
「なんだよ、そりゃぁクールじゃねぇなぁ。HAHAHAHAHA!」
なんて会話を西海岸でされるのも大和民族が廃るというもの。
なんとか50歳位の白人お父さんと一緒にあーでもない、こーでもない言いながらタイヤ交換してたんですけど、やっぱり高い言葉の壁。学生時代は工学を専攻していた事もあって工具の名前とかは英語で分かるんですけど、それ以外が分からない。何も喋らずにモクモクと作業していても気まずいので果敢に英語で話しかけるんですけど、いまいち伝わらない。
僕の仕事を聞かれて色々頑張って伝えてみたんですけど、結局コメディアンだと思われてたっぽいし。
ま、そんなこんなで無事タイヤ交換も終わり、
「俺の娘をFuckしてもいいぞ!HAHAHAHAHA!!!!!!!」
「まぁパパったら!」
↓
「 国 際 結 婚 」
みたいな流れも想定はしていたんですけど、どうやら無駄だったようです。想定というよりは妄想だったみたい。
さぁそんな流れを見ていた同僚。
この同僚がまだ24歳のピチピチギャルなんです。で、英語が全く話せないと。
この同僚に
「うわぁ!もろりさんて英語ペラペラなんですね!」
なんて潤んだ瞳で股間も潤ませながら言われたら、こっちの股間も何やら潤うって話じゃないですか。
だから、英検1級持ってるとか昔留学してたとか、実はじいちゃんがイギリス人だとかある事無い事言ってたんですよ。
まぁ騙すつもりも無く、悪気も無かったんですけど性欲はあったんですね。
最悪の大人ですね。
そしたらその同僚から上司にこの話は伝わり、誰を行かせるかで悩んでた上司が飛びついたと。
2chなら「釣れたwwwwwwwwww」とか喜んでるところですが、今回ばかりはそうも言ってられない。
カタコトでスラングありまくりの英語しか喋れない奴が海外出張に単独で行ったら、会社に大きく響くし何よりも帰国と同時に解雇通知を突きつけられても文句は言えない。そうなれば山奥で残りの人生をお経読みながら浪費するしかない。
そんなわけで一生懸命断るんですけど、「またまたぁ。本当は喋れるんでしょ?」とかなんとか言ってなかなか信じてもらえないので物凄く大変で面倒でした。
今回の教訓:性欲は上手くコントロールしましょう。コントロールさえ出来ればこんな事にはならなかった。