今クールのドラマで大好きだった、２人組が苦手な４人の物語『いちばんすきな花』。

「みんな」と同じになれない自分に、所在ない思いを抱いてきたそれぞれが、出会うことで認め合い、自分であることに安心を抱いていく過程が丁寧に描かれていました。

なつ＠ｊｉです。

教育業界管理職・小学生２児の母です。部下と小5の娘とのコミュニケーションが目下の悩み。

コーチング､ウェルビーイングの学びを活かして､職場・家族のチーム力向上のために日々奮闘しています。

パラレルキャリアを目指して､講師資格取得に挑戦中！

美しさが邪魔をする

今回は、今田美桜さん演じる、美容師の夜々ちゃん。

その美貌ゆえ、外見だけで評価も、誤解もされてきた女の子。

さらに、彼女が生きづらさを感じてきた要因は、４人目にしてようやく生まれた待望の女の子として、母親から女の子らしさを享受されてきたこと。

お母さん自身が、お兄ちゃんのお下がりの服を着せられ、男の子のオモチャしかなかった経験から、「娘にはそんな思いをさせたくない」という純粋な思いだったし、夜々ちゃんもそのことがわかるから、嫌だとは言えなかったんですよね。

でも、兄から「俺らはお前が産まれるまでの助走でしかない」と妬まれる。

美しさとか愛情とか注目とか…誰でも手に入れられるものではないものを、図らずも持っているせいで、

贅沢な悩みと思われて共有することができない苦しさや、わかってもらえない虚しさみたいなものが描かれていました。

ウェルスダイナミクスの周波数は？

自分のタイプを知り、その才能を明確にすることで、目的地まで最短で到達することを目指した【ウェルスダイナミクス】。

夜々ちゃんの周波数は【ブレイズ】で、スタープロファイルじゃないかなと思います。

ブレイズは、情熱と社交性のエネルギーを持った人で、人に影響を与える存在であり、逆に人からの影響も受けやすいという側面があります。

また、プロファイルのスターは、人の心を惹きつけて夢中にさせる力があり、スポットライトを浴びて注目されることで、その魅力をますます極める人です。

夜々ちゃんは、もし美貌がなくても、人の目を惹き注目される存在であったはずなのに、

美貌があったことで、かえって自分の価値を表面にしか見出せないような、こじらせに繋がってしまったように感じて切なくなりました。

恋愛体質で、家を引き払って同棲しようとした彼に逃げられるエピソードでは、決断力の強みとともに、人の影響を受けやすいという側面も見えました。

また、スターのエネルギッシュな面は、逆を返すと高圧的に受け取られてしまう場合があります。

それを表していた、交換日記のエピソード。

友達に嫌われないように、すぐに書いて回していた夜々ちゃん。

でも、周りからはグループのリーダーのように扱われ、夜々ちゃんがすぐに日記を回すことが圧になっていたと知るのです。

自分の外側を、周りが勝手に右往左往していて、中心にいるはずの自分が取り残されたような、孤高の存在。高嶺の花。

夜々ちゃんに共感した人は、スタープロファイルかも知れません。

最終回で、３人との待ち合わせに向かう夜々ちゃんをナンパしようとする男の人に対して、目も合わせずに

「一人ですー！！」と強く跳ね除けたシーン。

言い訳っぽく、友達と待ち合わせなんで…とも言わない。

また外見だけで寄ってきたと卑下もしない。

自分の価値は、自分で定義する。

自分の強みに覚醒してキラキラが増していく夜々ちゃんのように、スターの人が輝いていると幸せだなぁと思います。