≪十字架の道行きの黙想≫
第13留・十字架から降ろされる
「深い悲しみのうちに沈黙し、御母はわたしは見つめておられました
沈黙のうちにー完全なる委託のうちにー御母は人類の贖いに参加されていました
わたしの身体は御母の腕の中に置かれました
最期のまなざしーその苦痛は御母の汚れなきみ心を刺し貫きました
このような苦しみの中においても英雄的な強さによって、御母は遺体となったわたしを抱かれました!
あなたも清い心をもって、毎日わたしを抱きしめなさい
御母に似るため、聖なる者となり、わたしの現存に相応しい者となりなさい
御母がそうであられたように、苦しみの中にあっても強い者でありなさい
そして御母とわたしのみ心への愛のために、あらゆる侮辱を耐え忍びなさい
日々、わたしの愛の宴において聖体を受けるに相応しくなるため、準備を行ないなさい
そうすれば、あなたはそこから豊かな恵みを得ることができるでしょう」