(日常生活における聖ジェンマ・ガルガーニ➁)

 

 

・神のはしため・エウフェミア・ジャンニー二の証言

 

 

「ジェンマは自分のことはほとんど話さず、私たちと長話をすることもありませんでした

 

なぜなら、ジェンマは教師や霊的人物として行動することを望んでいなかったからです

 

私たちの家で、母がそうすることを望みましたので、ジェンマはわたしたち子どもと同じように、2人のお手伝いさんといっしょに毎日の家事に携わっていました

 

けれどもジェンマは誰かが書いているような、私たちの召使ではありませんでした

 

ジェンマは私たちの大切な姉妹として私たちといっしょに暮らし、家族の一員とみなされていました

 

ジェンマは優しく私たちの面倒をみてくれました

 

そして目立つようなことはありませんでした」

 

 

「朝、教会に行く前、ジェンマはほとんど口を開きませんでした

 

ごミサから戻ると朝食を摂り、ベットや台所の後片付けを手伝いました

 

その後、普段は仕事部屋で編み物をしていました

 

その時にご聖体拝領のことを思い出し、イエスに感謝しながら、脱魂の前に訪れる深い潜心に入ることがよくありました

 

そして、これから何が起こるかを悟ると、彼女は寝室に引きこもり、誰からも自分が見られないようにしようとしました

 

しかし、私たち大人(だいたいはエウフェミアと養母だったセシリア)は、すぐにジェンマの後を追って部屋に入り、彼女の名前を呼びました

 

そして返事がない時、ジェンマの傍に近づくと、彼女はすでに恍惚状態になっていることがよくありました

 

また、ベットやイスに座ったり、叔母のベットに寄り掛かったりして、手を合わせて目を閉じ、イエスや守護天使、聖母マリアに語り掛けているのを見たこともあります

 

そして私たちは手に届くところに置いてあるペンと紙を取ると、彼女が話していることを書き留めました

 

彼女が黙ると、私たちはすぐにその場から離れました

 

ですから、ジェンマは意識を取り戻した時には自分ひとりしかいないので、誰からもそのこと(※脱魂していたこと)に気づかれていないと思っていました

 

彼女は私たちが居たことには気づいていなかったのです」

 

 

 

 


神のはしため・エウフェミア・ジャンニー二

 

 

 

 

 

聖ジェンマ・ガルガーニ

 

 

 

 

 

 

 

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