JHP・学校をつくる会

JHP・学校をつくる会

このブログでは、カンボジアやネパールで学校建設支援を行う「JHP・学校をつくる会」の
メールマガジンで配信された内容を主に掲載しています。

 

🟦八丈島のいま

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八丈島には、当会理事の中込が在住しており、現地からの報告が届いています。

随時、現地の様子を発信していきます。

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🟦坂上3地域の倒木仮置き場、1月末に閉鎖

 

 この週末、1月24、25日は、中之郷、末吉の2地域で活動を行いました。

 中之郷の現場は、海岸近くで被災した民家で、その片付けをお手伝いしました。

末吉の現場は、倒木の伐採、枝木の回収と処分を行いました。

 

 片付け作業に関連する町の動きとして、倒木の処理(仮置き場)の問題があります。

被災後、町は各地域に倒木の仮置き場を設置してきましたが、坂上の3地域(樫立、中之郷、末吉)については、1月31日で閉鎖されることになったのです。

 

 家屋の建材や家財などについては、1月13日のレポートにも書いた通り、全てが南原スポーツセンターの仮置き場か、その近くの処理業者の所まで捨てに行かなければなりません。

2月からは、坂上3地域の倒木についても、坂下(三根、大賀郷)にある倒木仮置き場まで運搬して捨てに行く必要があり、その往復に時間がかかることになります。

 

 例えば、末吉地区であれば、今まで車で片道5分程度で済んだものが、約30分かかります。

時間だけでなく、運転時間が増える分だけ作業に回れる人手が減り、距離に応じてガソリン代も余計にかかることになります。要は、倒木処理の作業効率が非常に悪くなるのです。

 

 このような理由から、今週末は積極的に倒木処理を行い、2月以降に残す倒木案件を減らしておきたいという考えがありました。

 

『いったい、どこまでが台風被害の倒木で、どこからがそうではないのか?』

 

木も生き物であり、自然の摂理で枝葉は枯れて落ち、片付けが必要になります。

どの折枝が台風被害で、どれが自然に落ちたものか?これからは誰も区別できなくなっていきます。

時間と共に、徐々に被災地としての環境から、被災前の環境に戻していく中で、様々な判断や区切りをつけなければならならないことも理解できます。

仮置き場は被災後に「仮」に作られた場所であり、「仮」の文字が取られることはほぼ考えられません。

南原の仮置き場については、できるだけ早く閉鎖して欲しいと願う島民も多く、結局は個々の主観で「仮」は便利にもなり、不便にもなってしまうのです。

 

 1月末、坂上3地域の仮置き場が廃止される理由は定かではありませんが、町には町の事情があるのだと思います。

2月から、私たち「あすなろ」のボランティアにとって不都合な状況になりますが、これも復興のプロセスの1つとしてプラスに捉え、引き続き、坂上3地域での倒木処理についても、台風による被害であることが明確であれば、1件ずつ丁寧に対応していきたいと思います。

 

🟦差し入れでささえあいの気持ちを

 

 八丈島といえども冬は寒い日が続き、強風もあいまって屋外での作業は身体に堪えます。

運営側として屋内で活動できる私は、ボランティアに作業案件を伝え見送ってからは、暖かい事務所内に居ることができます。

もちろん、作業の手伝いや調査などがあれば、いつでも外に出たいと思っていますが、誰か1人は事務所に残る必要があります。

 

 この週末、八丈島も寒波と強風の影響を受けることが予想され、個人的に差し入れ企画を実施しようと考えました。

毎週末では負担が大きいので、不定期で余裕がある時に限りますが、これまで、作業が終わったボランティアさんに、お汁粉、お雑煮の差し入れを行い、喜んでもらうことができました。

お餅を使う料理は、帰ってくるボランティアさんの状況を見ていなければならず、料理のタイミングが難しいため、今回は『おでん』にすることにしました。

 

 大根は前日から仕込みましたが、それ以外は既製品を入れて煮込むだけの簡単な料理です。

特別に料理が得意な訳でもなく、普段自宅でしているのと同じですが、一皿のおでんが少しでも寒い身体を和らげてくれるのならば…という思いで準備をしました。

 

 1月25日(日)は予報通りの寒さ。おまけに羽田からの午後1番の飛行機は、強風で着陸できず引き返すといった悪天候でした。

 午後3時半過ぎ、各現場からスタッフやボランティアが「あすなろ」に戻ってくるタイミングで、おでんコーナーをつくり、セルフサービスでおでん種を選んでもらいました。

 本当は、おでん屋さんのように、仕切りのある鍋を準備したかったのですがそこまではできず、家庭料理さながら「ごった煮」状態でしたが、予定通り準備まではできました。

あとは味の問題ですが、スタッフも含めて約20人が「美味しい」と言って食べてくれました。

 

 例えば、週末に100人を超えるボランティアが集まるようなボラセンであれば、ちょっと個人では躊躇しますが、20人程度であれば思いつきでもやれないことはありません。

材料費も1,000円、2,000円のレベル。もちろん個人負担ですが、これからもボランティアの

ひとりとして、差し入れでささえあいの気持ちを広める機会をつくっていきたいと思います。

 

(JHP理事 中込祥高)

 

 

🟦温かいご支援をありがとうございました

 

2025年10月よりスタートした募金活動を通じて、約27万3千円のご寄付をお寄せいただきました(2026年1月末時点)。皆さまの温かいご支援をありがとうございました。

 

ご寄付の用途は以下でご報告しています👇

台風22・23号災害支援募金 ご協力ありがとうございました | JHP・学校をつくる会

 

JHPでの募金活動は1月末をもって、一区切りとさせていただきますが、現地からの報告は3月末まで随時発信いたします。

引き続き、ご関心をお寄せいただければ幸いです。

 

 

 

 

🟦八丈島のいま

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八丈島には、当会理事の中込が在住しており、現地からの報告が届いています。

随時、現地の様子を発信していきます。

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🟦未着手案件の減少と現状を考える

 

 年初、残り案件が55件でスタートした片付け活動。この2週間にわたり、島外からの個人や組織のボランティア参加もあり、案件は減少傾向にあります。

「あすなろ」として対応が必要な案件が減るということは、これまでの成果も含めて喜ばしいことであり、いよいよ出口が見え始めてきたと言えるでしょう。

 

 しかし、島の中で様々な仕事に携わっている社協スタッフの情報では、手のついていない被災現場はまだそのまま残されていて、このまま片付け作業が収束してしまうのは実態とかけ離れているという感覚を持っているようでした。 

 

 私自身も、20回以上往復している末吉地区を含めて、被災後のままの状態で何も片付いていない家屋、倒れたままの倒木が残されている家や畑、道などを何カ所も知っています。

なぜこのような状態のまま残されているのか、私なりに考えてみました。

 

①そもそも、その家や土地の持主が現状を把握していない、把握できない状態にいる。

 

⇒八丈島には空き家や別荘が多く、管理されずに廃屋に近い形になっている。

隣家に影響が出ている場合は、隣家から「あすなろ」に片付けの依頼が入る場合もあるが、

家主の了解が得られなければ、「あすなろ」として活動は行わない。

 

②公道や公的な土地にある倒木は都や町が対応するが、

 住民からの依頼に対して片付け作業に遅れが生じている。

 

⇒「あすなろ」にも依頼が来る場合があるが、

 活動範囲の住み分けとして作業はお断りしている。

 

③被災後から「あすなろ」が広報して対応している片付け作業の範囲は、

基本的に生活の拠点となる家屋とその庭としてきたため、それ以外の土地(畑や私道など)、

営業活動の拠点(お店、工場など)は対象外としてきた。

 

⇒これまで「あすなろ」に依頼があった中でも、上記理由で対象外となりお断りしてきた案件もある。それらには作業規模の大きな案件もあり、個人のレベルでは解決できないため、

取り残されている要因の1つとなっている。

 

④「あすなろ」の活動を知らない、知っていても連絡しない、

片付け活動が終わっていると思っているなどの状態。

 

⇒「あすなろ」では、定期的に町の広報への情報掲載、SNSへの情報掲載、チラシのポスティングなどを継続してきましたが、そもそも上記①の理由で情報にアクセスできない人も多く、

知らない人は知らないままになっています。

 

⇒知っていても連絡しないケースは、作業を依頼するとお金がかかると思っている人がいる、

上記③の理由で「あすなろ」では対応できないと諦めている人がいる、家主がそのままの状態で良いと思っているなどがあげられます。

 

⇒片付け活動が終わっていると思っている人については、当初2025年末まででボランティアセンターを閉めるという見通しがあり、そのことを知っている住民が、現状を調べないまま「終了した」と勘違いしていることが考えらます。

 

⑤「あすなろ」の広報がまだ不十分であるため。

⇒上記④を逆の視点で考えた場合、「あすなろ」としてまだ広報が足りていないということになります。

 

 私なりに文章でまとめてみると上述した5つの理由が考えられます。

これらは社協スタッフとのミーティングや会話などで意見を交換してきた中で集約されてきたものであり、現状の把握とその対応を考えるうえで必要なプロセスだと考えています。

 

 

🟦もう一度、一人ひとりに寄り添うために

 

 「もう一度、10月19日にあすなろが初めて活動した時のように、傾聴とチラシ配布活動の

ボランティア派遣を行いましょうか?」

 ある夜、帰り際に社協スタッフに聞いてみました。

 

 新年に入ってから、残り案件が減るだけでなく、依頼数もポツリポツリとなり、

このままでは、ボランティアは集まっても、作業を行う場所が無くなってしまうことが心配になってきたからでした。

 

 その社協スタッフも、その事を危惧しながら、大規模な倒木案件にも対応できる重機の調達や専門ボランティアとの調整など、長期的な視野で準備をしてきました。

仮に依頼があっても、上記③④の課題を解決するには適切な機材や人材が必要になるからです。

 

 様々な課題の分析や準備に目途がたった所で、島外からの社協応援メンバーの力も借りて新しいチラシも完成し、1月17、18日は案件を探すためのアウトリーチ活動も意識していく流れが整いました。

 

 私も末吉で庭の畑仕事をしていた高齢の男性に声をかけて、新しいチラシを渡しながら、

その場で調査を実施しました。3カ月経っていますが、ほぼ枯れた枝木が山のようになったままで、当時飛散した瓦の割れくずが残っていました。

 

「これまでは1人で作業してきました。でも87歳になり身体も辛く、これからはもうできません。ボランティアに手伝ってもらえると助かります…」

 

 時間がかかる活動ですが、一人ひとり、一軒一軒に声をかけていくことが、片付け作業に関わらず、被災者に寄り添うことなのだと改めて実感しました。

 

 その日の帰り、末吉在住の知人で、最近カフェスペースを開業した方の店を訪ねました。

この方は、このレポートの最初にJHPが緊急募金を呼び掛ける際に、末吉地域の被災状況の写真を提供くださった方です。

 

 私が、上述した高齢男性のことを話題にすると、

「いつも末吉での活動ありがとうございます。

末吉の人は奥手で自分から人に頼むのが苦手ですから…」

 

と言って、すぐに自分のXにチラシを投稿してくれました。

その他、お店にチラシを置いてもらうだけでなく、末吉の方々に情報が届くように動いてくださるとのことでした。

 

 

 1月19日時点で、残案件は29件まで減少しています。

これは、ボランティアの継続的な活動による成果であることが全てです。

 片付け活動の依頼受付は2月末までとなり、予定では3月末に片付け作業を終了する方向性が固まっています。それまでの間に、取り残された案件を拾い上げ、ボランティア方々の力を借りて、誰もが納得のできる「片付け」の出口を目指していきたいと考えています。

 

(JHP理事 中込祥高)

 

🟦温かいご支援をありがとうございました

 

2025年10月よりスタートした募金活動を通じて、約27万3千円のご寄付をお寄せいただきました(2026年1月末時点)。皆さまの温かいご支援をありがとうございました。

 

ご寄付の用途は以下でご報告しています👇

台風22・23号災害支援募金 ご協力ありがとうございました | JHP・学校をつくる会

 

JHPでの募金活動は1月末をもって、一区切りとさせていただきますが、現地からの報告は3月末まで随時発信いたします。

引き続き、ご関心をお寄せいただければ幸いです。

 

 

 

 

🟦八丈島のいま

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八丈島には、当会理事の中込が在住しており、現地からの報告が届いています。

随時、現地の様子を発信していきます。

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🟦積み残された島の課題を考える

 

 2026年最初となるレポートを八丈島からお届けいたします。

 

 「あすなろ」の活動は、1月7日から始動しています。

年末のレポートで示した残りの作業案件(55件)が、これからどのように推移していくのか?

今後、「あすなろ」がどこまでどのような活動を行っていくのか?

いつ頃までどの位のボランティアが活動に参加してくださるのか?

いろいろと考えていくことはありますが、いずれにしても一度開けたボランティアセンターを、どのように閉じていくのかという出口の部分に繋がっていくことは確かです。

 

 これから、社協も年度末に入り、通常業務も多忙になる時期に差し掛かります。

もちろんJHPも年度末で同様ですが、私はJHP事務局で常勤業務をしている訳ではないので、

今年も時間のある限り、地元の復興にもつながる活動に、JHP理事として関わらせていただきたいと考えております。

 

 さて、年初のレポートでは、「あすなろ」の課題というよりも、島が抱えている課題の1つについて考えてみたいと思います。

 

 皆さんが八丈島でボランティアに参加すると仮定してみましょう。

陸続きの被災地であれば、遠方からでも無理をすれば夜間でも車を運転してボランティアセンターに向かうことは可能です。(あまりお勧めしませんが…)

 しかし、八丈島を往復する場合は、自力という概念は通用しません。どんなに行きたくても、一般人は空路か海路の定期便を利用する以外に方法はありません。

 

 これが、人ではなく、ゴミ(廃棄物)であったらどうでしょうか?

あすなろでも、約3カ月にわたって倒木や建材、家屋内の廃棄物の処理などを行い、個々の家のレベルでは200件近くの片付けが完了しています。

 しかし、それらの廃棄物は島内の指定された場所に移されただけで、焼却可能な廃棄物以外は殆どが島に残されたままなのです。

 

 問題はここからです。このために被害を受けているのはどのような人たちか想像がつきますでしょうか?

 結論を先に言うと、島で野球やサッカーをプレーしている社会人、小・中学生、高校生などです。台風被害により倒壊した家屋等の建材、半壊などでもやむを得ず解体された家屋等の建材、強風で飛散した壁や屋根材などの廃棄物は、島西部の海岸沿いにあるスポーツ施設(野球場、サッカー場)の区域内に設置された仮置き場に持ち込むことが指定されています。

 

 正確には、野球場内ではなく隣の自由広場、サッカー場の一部、駐車場内などが仮置き場に

指定されています。また、屋根被害により水濡れした家電、家具、畳など…は、その近くにある業者が通常業務として回収処理しています。

 

 なぜ、スポーツ施設のある場所が仮置き場になったのか?

様々な理由があると思いますが、大型ダンプなどがアクセスしやすいこと、近隣に民家が少ないこと、島外への搬出時に利便性が良い(港が近い)などが考えられます。

 

 しかし、そのために野球場もサッカー場も町民に開放されることなく、3カ月が過ぎているのです。町の関係者から聞いた情報として、実際には検出されてはいないものの、今後の廃棄物等によりアスベストが飛散する可能性が否定できないことが、スポーツ施設を開放できない一番の理由とのことでした。

 

 この廃棄物処理の課題に対して、2025年12月25日、八丈町、東京都及び(公財)東京都環境公社の3者により「災害廃棄物の処理に関する基本協定書」が締結され、都内自治体等の協力も得て、島外への搬出・処理等が実施される計画が公表されました。

 

 この計画によれば、島外で処理される廃木材は1.2万トン、可燃性廃棄物(木くず等)は0.4万トン、搬出期間は2026年12月末(予定)と示されています。

また、協定上の事業期間は2027年3月末とされており、協議の上延長ができることにもなっています。

 果たして、八丈島の野球場やサッカー場はいつになったら利用できるようになるのでしょうか? あすなろで作業をした家々の廃棄物も、この仮置き場まで持参して、私たちの活動上は「完了」としてカウントしています。

 しかし、実際には島の問題として「完了」していないということは意識しておかなければいけないと思います。

 

 私事で恐縮ですが、私の長男も、小学生から高校3年まで、この野球場で思う存分野球をプレーしていました。高校の野球部を引退して2カ月後、まさか後輩たちが野球場を利用できない

状況になるとは考えてもいなかったと思います。

 どのような被災地でも、一見すると解決したように思えたことが、全く違う問題として浮き彫りになることがあります。それは、個々人のプライベートな問題として見えてこないことや、

問題は見えているものの個人やボランティアレベルでは解決が難しい大きな問題もありえます。全てが、『ある災害』に起因するものであり、時間が経過するほど解決しにくい問題が残されていくように思えます。にんじん嫌いな子どものお皿に、最後までにんじんが残ってしまうように…。

「あすなろ」の活動も他人事ではなく、お皿の上に難しい問題ばかりが残らないように、最後まで活動を進めていかなければなりません。

(JHP理事 中込祥高)

 

🟦温かいご支援をありがとうございました

 

2025年10月よりスタートした募金活動を通じて、約27万3千円のご寄付をお寄せいただきました(2026年1月末時点)。皆さまの温かいご支援をありがとうございました。

 

ご寄付の用途は以下でご報告しています👇

台風22・23号災害支援募金 ご協力ありがとうございました | JHP・学校をつくる会

 

JHPでの募金活動は1月末をもって、一区切りとさせていただきますが、現地からの報告は3月末まで随時発信いたします。

引き続き、ご関心をお寄せいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

🔶~できることからはじめよう―八丈島に寄り添う支援~

 

2025年10月に相次いで発生した台風22号・23号 は、八丈島を中心に記録的な暴風をもたらし、建物の損壊や断水、停電など、甚大な被害を残しました。

一日も早い復旧・復興のため、JHPでは八丈島で被害に遭われた方々を支える募金活動を

2025年10月より行ってきました。


皆さまからの温かいご支援、ご協力に感謝申し上げます。

 

🔶皆さまからのご支援で現地活動をサポートすることができました

 

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◇これまでの募金総額:272,630円◇(2026年1月末現在)
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お寄せいただいたご寄付は、現地ボランティアセンターで支援活動中の
当会理事によるニーズ報告をもとに、現地の支援活動で必要とされる備品購入*や、
軽トラック手配代など、今まさに現地で求められている支援に大切に活用させて
いただきました。

 

*購入した災害支援備品:
手箕(てみ)、竹ほうき、ほうき各種、熊手各種、ノコギリ、カマ、土嚢袋、ゴミ袋、トラロープ等

 

JHPでの募金活動は1月末をもって、一区切りとさせていただきますが、

八丈島には当会理事の中込が在住しており、現地からの報告が随時届いています。


このブログでご覧になれますので、引き続き、ご関心をお寄せいただければ幸いです。

 

 

 

 

新しい年を迎え、はや三週間が経ちました。
皆さまはどのような思いで新年をスタートされていらっしゃいますでしょうか。
日頃からの「JHP・学校をつくる会」活動への温かい応援・ご支援に、

心より御礼申し上げます。

新年最初となる今回は、昨年夏にカンボジア体験ボランティアに参加した
メンバーたちの「その後」をテーマに、活動の様子をご紹介します!

【今回のもくじ】
《1》 \活動Report/「できることから」をカタチに  ☆=Pick-up=☆
《2》 YKKのPR誌『NEIGHBOR』にて、カンボジア芸術教育事業の取組みが掲載されました  ☆=NEW=☆
《3》 \年始の贈り物にいかがですか?/ チャリティーカレンダー好評販売中!
《4》 編集後記 

─── ☆=Pick-up=☆ ──────────────────────
《1》\活動Report/ 「できることから」をカタチに
─────────────────────────────────

新しい年のはじまりに、昨年の活動から生まれた嬉しいご報告をお届けします。

昨年夏に実施した「カンボジア体験ボランティア」には、高校生・大学生・社会人あわせて19名が参加しました。現地での出会いや学びは、帰国後もそれぞれの場所で活かされています。

このプログラムに参加した大学生のKさんは、インターン先である北海道の高校の
地理の授業の中で、カンボジアでのボランティア体験について発表する機会をいただきました。

授業は2クラスを対象に、50分間。
地理の学習内容と関連づけながら、カンボジアの場所や歴史、⽂化、暮らしについて紹介するとともに、JHPのカンボジア体験ボランティアを通してKさん⾃⾝が感じた「挑戦することの⼤切さ」や「現地での出会いから得た気づき」を、自身の経験として伝えました。



地理の学習と絡めたカンボジア料理のクイズや、カンボジアの誰もが知る曲「アラピヤ」に合わせた踊り体験では、生徒たちも積極的に参加し、教室は和やかな雰囲気に包まれました。



「名前は聞いたことがあるけれど、どこにある国かは分からなかった」という生徒が多いなか、
授業後のアンケートでは「ボランティアに興味を持った」という声も寄せられました。

また別のメンバー2名(社会人/大学生)は、JHPボランティアとして、
日常の買い物を国際協力につなげる「イオン・黄色いレシートキャンペーン」のイオン店頭での支援呼びかけを行い、支援の輪を広げて下さりました。



メンバーたちは、カンボジアでの体験を「⾏って終わり」にせず、「できることから」を⼤事にアクションを起こしながら、新たな学びを得ています。

 

このプログラムは、今年の夏も実施予定で計画しています。
この夏、あなたも新たな⼀歩を踏み出してみませんか︖

*募集情報は、5⽉頃にお知らせいたします*

───── ☆=NEW=☆ ─────────────────
《2》 YKKのPR誌『NEIGHBOR』に

         カンボジア芸術教育事業の取組みが掲載されました
─────────────────────────────


このたび、YKKグループ発行のPR誌『NEIGHBOR(ネイバー)vol.623』2026年1月号にて、
JHPの「カンボジア芸術教育支援」が紹介されました!

 

「NEIGHBOR」はYKK およびYKK AP のステークホルダー(協力会社、研究者、建築家、デザイナーなど)や社員の方々に配布される月刊誌です。

JHPが支援する芸術教育(音楽/美術)の内容や、芸術教育がもたらす力についての紹介記事になっていますので、ぜひご覧ください!

▼下記より記事をご覧になれます
https://www.jhp.or.jp/2026/01/info-11/

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《3》\贈り物にいかがですか?/ 

         チャリティーカレンダー好評販売中!
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「新年用のカレンダーを買いそびれてしまった…」
「今年1年のごあいさつに贈りものを渡したいけれど、何かないかしら…」

そんな方に朗報です☆彡
JHPチャリティーカレンダー「Smile Moment」は年明け後も販売しています。

自宅用や仕事用はもちろん、ちょっとした贈り物にもぴったり。
壁掛け(500円・送料別)、卓上型(800円・送料別)の2種類をご用意しています。

 



カレンダーに掲載されている写真はすべて、JHPが支援している地域の子どもたち。
ページをめくるたび、笑顔がぎゅっと詰まった写真に出会えます。
また、本カレンダーの収益は、カンボジアの子どもたちの教育支援活動に役立てられます。

「使うこと」「贈ること」が、子どもたちの未来の応援につながるチャリティーカレンダー。
ご購入方法の詳細については、当会ホームページよりご覧ください!
https://www.jhp.or.jp/2025/10/2026_jhp_calender/

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《4》 編集後記 
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2026年最初のブログでは、カンボジア体験ボランティアに参加したメンバーたちの、

その後の様子をお届けしました。
現地での経験を「良い思い出」で終わらせるのではなく、それぞれが自分の将来や日常につなげている姿に、心温かくなりますね。

昨年秋に開催した活動報告会では、

「カンボジアの子ども達との交流で、目の前の子ども一人ひとりに合わせた工夫や

コミュニケーションの取り方の重要性を学びました。
経験を活かして将来は子ども一人ひとりに寄り添える教師を目指したいです」

「カンボジアの子どもたちとの交流企画をしながら、“相手の立場に立って行動すること”の

大切さを学びました。将来はこの経験を活かして、異なる国や地域の人々をつなげるような仕事に挑戦したいです」

「カンボジアの子どもたちの弾けるような笑顔と前向きな姿勢に触れ、物の豊かさだけではない「幸せ」の形について考えるきっかけとなりました。
今後も少しでも現地の子どもたちの笑顔に繋がるような支援を続けていきたいです」

など、前向きな声が数多く寄せられました。

▼活動報告会の様子はこちら
https://www.jhp.or.jp/2025/12/cambodia_volunteer2025/

カンボジアで出会った子どもたちとの交流が、参加者一人ひとりの価値観や未来への選択に、

確かな影響を与えていることを改めて実感します。

学びは、体験した瞬間だけで終わるものではありません。
振り返り、言葉にし、行動へとつなげていくことで、その経験は自分自身を支える大きな力になっていくのだと思います。

「小さなことでも、自分にできることから」。
この想いは、ボランティア活動に限らず、私たちの日々の暮らしの中でも大切にしていきたいものですね。

今年も「できることからはじめよう」のJHP活動モットーを大事に、
皆さまからの温かい応援を力に変え、カンボジアの子どもたちの明るい未来のための活動に邁進してまいります!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
JHPスタッフ一同

 



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🟦八丈島のいま

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八丈島には、当会理事の中込が在住しており、現地からの報告が届いています。

随時、現地の様子を発信していきます。

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🟦2025年の活動を締めくくる

 

 あすなろの年内活動は、12月28日で終了となり、最後の1週間は、約2カ月半に及んだ2025年の締めくくりを意識しながらの活動となりました。

 世帯の片付け活動においては、全てを年内に終わらせることは現実的に無理であると分かっていました。

しかし「あすなろ」の助けを必要としている方々にとっては、年末は大掃除などと重なる時期でもあり、「できれば年内に被災後の片付けも終わらせたい!」と待っているに違いないと思いました。

 あの台風の恐怖は簡単に捨て去る(忘れる)ことはできませんが、片付けは終わらせて新しい年を迎えたいという気持ちは当然だと思いました。

だからこそ、長らくお待たせしている方々の所には、できるだけ年内に調査や活動に伺い、

仮にその世帯の片付けが年内に完了しなくても、「あすなろは皆さんからの依頼を忘れていません!」というメッセージを伝えなければいけないと思いました。

 

 そこで、最後の1週間の仕事として、私は「あすなろ」のミーティングで

次の2点を提案しました。

 

①    未対応案件(依頼を受けながら未調査の案件)を限りなく0にする。

②    完了していない案件(調査のみの案件、活動継続中の案件)について、

  その依頼者に電話等で連絡して、活動の現状と見通しを説明する。

 

もちろん、私一人ではできませんので、社協のスタッフやボランティアの方々にも協力してもらい、良い形で年内の活動を締めくくりたいと考えたのです。

 

 さて、前回のレポートでも触れた、専門ボランティアの大木案件について

報告させていただきます。

 こちらも、年内最後の来島となり、ある意味で大木案件の締めくくりとして、その成果に期待していました。しかしながら、どう期待しても八丈島の悪天候には太刀打ちできず、

専門ボランティアの方々も、かなり難しい判断が強いられる中、風雨による影響の少ない大木案件を慎重に選んで3日間の活動を前進させてくださいました。

 

 当初の見通しには達しませんでしたが、「あすなろ」に集う一般ボランティアが作業不可能な大木案件を、悪天候の中9件も完了してくださったことには感謝してもしきれないほどです。

今回は3回目の来島でしたが、合計で約30件の大木処理に携わっていただきました。

 

私もその作業の一端を垣間見ることがありましたが、調査時に「どうやってこの大木を処理するのだろう?」と頭を傾げたくなるような案件に、技術と経験で立ち向かい、見事なまでに切り倒すプロの活躍振りでした。

 

 次回は新年2月初旬の来島を計画しているとのことで、「あすなろ」としても期待しながら、一方では今回処理できなかった全世帯に電話で説明をさせていただきました。

 

 27、28日の一般ボランティアの活動は、悪天候の影響もありましたが、雨であれ家屋内の

仕分けや荷物の搬出処分などを中心に進めるというスタイルが定着してきて、ボランティアの方々の負担を軽減させながらの作業となりました。

未調査案件を0に近づけるために、私も合間を縫って調査に赴き、その場で依頼者には、

来年に日程を調整してボランティアを派遣することを説明しました。

島内外から参加した多くのボランティアも、今年最後となる週末の活動であることは十分理解してくださり、できれば1件でも多く完了させたいという気持ちで取り組んでいる様子が随所に

感じられました。

 例えば家屋の処分についても、回収した荷物をトラックに積んだまま年越しとならないように、処理施設や集積場で廃棄するまでを想定した時間配分で作業を進めてくれたことは、運営側にとっても助かりました。

 

 12月28日の夕方、作業を終えてボランティアの皆さんが続々と戻ってきました。

道具の片付けや雑談をする方、年末の挨拶をして帰られる方など、「あすなろ」の事務局は年内最後の賑わいを見せていました。

 夕方のミーティングの中で、私は片付け活動の現状を報告しました。以下は12月28日時点の活動実績となります。

 

依頼総数

244

取消・対応不可

24

実活動案件

220

未対応(未調査)

4

調査済案件

25

継続中案件

25

完了案件

166

残作業案件※

54

※残作業案件は、実活動案件から完了案件を引いた数字。

 

 夕方のミーティング以降も、社協スタッフと手分けをして、ほぼ全員の方に電話連絡(留守電含む)を差し上げることができました。

中には、「もう忘れられていると思っていたけど、ご丁寧にありがとうございます」などと、

こちらの運営状況に理解を示し、感謝の言葉をくださる方もおりました。

このような細かい対応が、年の瀬であっても「できることからはじめる」という行動の一歩で

あり、来年の活動への布石として、「あすなろ」への信頼をもたらすものであると実感しました。

 

 台風後、初動の地域見回り活動から始まり、JHPでの緊急募金、社協の「あすなろ」運営への参加協力など、2カ月半にわたり活動レポート(本編含め45回)を通して報告をさせていただきました。

 私自身が被災者(島民)でもあり活動者(JHP理事、あすなろ運営ボランティア)でもある

ため、レポートの中で、個人と組織の立ち位置が混在している所もありました。

また、私事や私見が全面に出ている部分、説明が分かりにくい部分もあったのではないかと

振り返っています。

 

 「あすなろ」の活動は終了した訳ではありませんが、ひとつの節目を迎え、新年は1月7日からの活動となります。

新年からも、できる限り週1回のペースで、「あすなろ」の活動をベースに、復旧・復興に向けて進んでいる八丈島の様子をレポートしていきたいと考えております。

 

 JHPの支援者の皆さまにおかれましても、2025年は八丈島の台風後のご支援のみならず、

教育支援を中心とした国内外の活動にご支援をいただき、誠にありがとうございました。   

2026年の干支は「午年」です。お元気でご存命であれば、JHP創立者の小山内美江子さんは  「年女」と言って、コレクションの馬のグッズをまた1つ2つ増やしていたに違いありません。

 

 2026年が皆さまにとりましても「駿馬」が「翔ぶが如く」、飛躍の年になりますことを、

八丈島よりお祈り申し上げます。

(JHP理事 中込祥高)

 

 

🟦一緒にできることからはじめませんか

 

被災地の一日も早い復旧復興のため、JHPでは八丈島を中心に被害に遭われた方の支援に必要な資金の募金活動を開始しております。

皆さまからお寄せいただいたご寄付は、現地のニーズを調査したうえで支援物資の購入など、

必要な費用に充当させて頂きます。


皆さまの温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

ご支援方法についてはこちらでご案内しています。

 

 

 

🟦八丈島のいま

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八丈島には、当会理事の中込が在住しており、現地からの報告が届いています。

随時、現地の様子を発信していきます。

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🟦島外ボランティアの力で、「あすなろ」活動は復活へ

 

 2025年内の活動も残り1週間になりました。先週の週末は苦い思いをしましたが、12/19、20、21の金土日は、島外からボランティアが多数来島してくださり、片付け作業を順調に進めることができました。

 これまでなかなか手が付けられなかった、中之郷地区の案件をメインにして、この3日間は島内各所に多数のボランティアを派遣することができました。

 同時に、問い合わせを受けながら事前の調査ができないままの未対応案件について、土日は私も含めて調査チームを派遣することができました。

 

 ただ、この週末の一番の不安要素は天候でした。木曜日頃から、土日の天候と風向きが悪く、飛行機が欠航になる可能性が伝わっていました。都内から来ていた社協のサポートチーム3名は、より確実な選択として予定を繰り上げ、土曜日2便で帰ることになりました。

島外からのボランティアも、恐らく天候が不安で来島をキャンセルされた方もいたと思います。

 

 また、島に来たものの、帰りに不安を抱えながら、ある意味で「なるようになる」というような開き直りもありながら、目の前の作業に取り組んでいただいていたのではないかと感じています。

 世の中の天変地異は、正直予想できないことが殆どで、それが起きてからまず事実を冷静に受け止めて対応していくしかありません。今回の八丈での災害も同様です。一般的な想定や準備はしていたとしても、「あすなろ」の活動はその後の状況に対応しながら、多くの方の善意や熱意でタスキを繋いできたものです。

 

 島へのアクセスは、まずは天候に左右され、次にその手段となる飛行機や船が安全に運航できることが前提となります。

島外からのボランティアにとって、八丈島は他の災害地よりも参加しにくいはずです。

思い切って参加してくださったとしても、ご自身の生活や仕事などに不利益が出るのは、こちらも本望ではありません。

関係者から可能な範囲で得られた情報は提供し、あとは来島された方々に冷静にジャッジしてもらうというスタンスで運営を続けています。

 

 しかし皮肉なことに、2週続いて、当初予定していた便は、悪天候にも関わらず島に到着しました。早く帰られた方、そのまま残った方、いろいろな想いを持ちながら、島の暮らしの難しさを、帰られた今も感じておられるのではないかと思います。

 

 21日(日)、飛行機は来たものの、予想通りの風雨となり、朝方までボランティア作業を中止にすることも検討しました。

前日、案件を検討する段階で、屋外での作業は行わないことを決め、主に末吉地域の世帯で、雨に濡れた家具や電化製品を回収運搬する活動をメインに準備をしておきました。

ただ、この土日は処分する施設が休みなので、運搬した処分品は荷台に積んだままで留め置きが前提でした。

 作業は回収、運搬とは簡単に言いながら、屋内でも雨漏りに遭い、トラック積み込みやロープ掛けでも雨に濡れ…、決して楽な作業ではありませんでした。

 私は、午前中に坂下の世帯の屋外作業に参加し、割れたガラスの回収、折れたウッドデッキの手すり除去、飛ばされた網戸や倒木回収などの作業を加わりました。その時はちょうど小降りで助かりました。

 

 21日の昼頃、末吉から荷物を積んだ軽トラが続々と戻ってきました。先週は人手不足で動かすことができなかったトラックが、今週は雨の回収作業で大きな成果を生むことになりました。

午後も5台を投入し、夕方には合計9台分に処分品を積み込むことができました。

その日に処分できなかったことは残念でしたが、月曜日以降の残務として、1台ずつでも施設まで運搬し、案件を完了させたいと思います。

 

 21日(日)作業後の段階で、遅れかけていた案件の進捗は大幅に改善され、完了数は146件まで伸ばすことができました。

残りの片付け案件は67件(継続中23件を含む)となり、年内の目標としている残り案件50件をクリアできる目途が立ってきました。これはあくまでも目標です。

数字だけを追いかけるのではなく、ここまで2カ月半に渡る、ボランティアの皆さんの活動の

成果として、感謝を忘れずに、冷静に数字を把握していきたいと思います。

 

🟦大木処理の技術ボランティア、3度目の来島

 

 21日、「あすなろ」にとって、ある意味でクリスマスプレゼントとも言える、技術ボランティア団体の先遣隊1名が到着されました。

これまで2度の活動では、一般ボランティアでは太刀打ちのできない大木の数々を、見事なまでに処理してくださいました。

 

 11月13日に2度目の活動を終えて戻られてから早1カ月半。

この間に、大木の処理の問い合わせは予想以上に寄せられ、調査を行ってきた私も「まだこんなに身近なところで、手の付けられない大木が残っているのか…」と驚くことが度々ありました。

年内に何とかもう1回来島していただけないか…、案件が増えるたびに心の中はその思いが強まってきました。

 

 社協リーダー格のスタッフが、再三にわたり連絡を取り合い、大木案件の情報も提供していたことが功を奏して、今回3度目になる来島が確定しました。

 

 21日、お昼前に先遣隊の方があすなろに見えると、さっそく案件について打ち合わせを行い、優先的な案件については、今日中に全て実際に調査に行くとの事でした。

私たちが提供した情報だけでは、実際に作業ができるか、できないかの判断ができないのは、

もちろんです。おまけに、風雨などの天候では、倒木処理の際にその木に登ることが危険で作業はできないとのことでした。

作業実施の可否や順番等は、全て先遣隊の方の判断にお任せして、12/22~24日まで安全に活動を行っていただくようにお願いしました。

 

この活動の続きは、次回レポートの中でも報告をさせていただきます。

 

(JHP理事 中込祥高)

 

 

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🟦八丈島のいま

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🟦ボランティア減少の週末、運営メンバーも現場へ

 

 12月8日に島外ボランティアの受入れを発表したものの、その後の申込みが伸び悩むまま、週末を迎えました。

 やはり、八丈島でのボランティア活動に参加することは、私たち島民が思っている以上にハードルが高いことなのかもしれません。ボランティア登録数は400名近くなり、その内訳は、島外登録者の方が上回っています。

 しかし、往復交通手段の手配や宿の予約、そもそも社会人の方は仕事の調整なども必要になってきます。もし予定通り帰れなかった場合の想定も必要になります。そういう諸々の準備を含めると、すぐに参加という訳にはいかないことも納得できます。

 

 一方、ボランティアが増えた時のために、社協スタッフが車両の手配に力を入れてきた成果が見え始め、軽トラを含めた作業用の車両が続々と船で入庫。

今まで閑散としていた駐車場の景色も変わってきました。その1台は、能登の現場でも使われていたという、某アイドルグループのメンバーが寄贈したものでした。荷台の脇にローマ字で名前が書いてあったことに若いスタッフが気付き、確かめてみるとそれが事実だと分かりました。

 

 八丈には、能登以外にも九州や東北など、過去の災害等でも活躍した四輪のツワモノが遠路終結していることも知る人ぞ知るエピソードです。

 12/13~14、ボランティアが集まれば4班編成で進められるように、案件の準備を進めてきましたが、現実は、土曜日2班+調査班、日曜日1班のみという大幅な予定変更で進めざるを得ませんでした。

 その影響もあり、通常は事務所に待機している、社協スタッフや私も、不足したメンバー補充のために現場に出ることになりました。

 

 土曜日、私は島外から参加された女性の方と、中之郷地区にて3件の調査を行いました。

 

 最初の屋内調査では、その女性が依頼人の要望に的確に応える大活躍。

二番目の倒木調査は地図に無い道から家までたどり着くのに難航。

最後の調査は、案件シートのデータ入力の手違いで海沿いの間違った場所に向かってしまい、

依頼者を待っている時間に観光客とホエールウォッチングが出来ました。

結局、依頼者は自宅で待っているということが分かると、八丈島に初めて来たその女性は、

「八丈で偶然にもクジラを観られて良かった…」と言ってくださいました。

 

 急いで3件目の依頼者の自宅に向かうと、広い庭の裏手側のがけ崩れに驚かされました。

私たちボランティアはもちろん、プロの業者でも元に戻すのは難しいと感じました。

とにかく家まで崩落しなくて良かったと思い写真を撮っていると、偶然名字が同じだった依頼者とボランティア女性が気さくに話している姿が見えました。

 

 今日は調査でしたが、カラの荷台のまま「あすなろ」まで帰るのはもったいないと思い、

本来の案件である処分品の幾つかを積み込み、次回訪問を約束して帰路に向かいました。

 

 ボランティア活動中に積極的に観光をするつもりはありませんが、現場では私も運転しながら自分が知っている八丈のことを案内するように努めています。何がきっかけでも良いので、

ぜひ八丈島のことを好きになって、また次の機会には観光目的で来て欲しいと思っています。

 

 普段はあまり現場に出ないので、ボランティア同士、作業依頼者との交流は新鮮に感じました。そういう交流にも魅了されて、多くのボランティアは様々な被災地での活動に向かうのかもしれません。

 午後は被災された元民宿の不用品の搬出、処分作業を行いました。私たちの班は3名のみで、あとは依頼者と親せきの方と合同で作業を行いました。大型家電や棚類をトラックに積み込み、処分場まで運搬…この繰り返しを3回程行い、依頼された作業はほぼ終えることができました。

 

 この作業に来ていた親戚の方は、1か月以上前に末吉でのポスティング作業の時に自宅前で

立ち話をしたことのある方でした。私もマスクをしていたので気付かれなかったのですが、休憩時間に話をしていて、何となく思い出した私が聞いてみると、お互いに面識があることが分かりました。人口約6700人の狭い島ではあり得ることですが、この2か月いろいろと動いてきたことが繋がってきていることを実感しました。

 

 日曜日は、朝から飛行機が欠航になるほどの荒天でしたが、被災された方の自宅内の片付け、仕分け作業、引っ越し先への運搬、集積場での処分などを行いました。

雨の日には屋内での作業があれば進めるというのが習慣になってきています。雨の日に完全に

屋外で作業をするのはボランティアの健康を損ねる可能性があり、更にチェーンソーなどの工具も使用しにくいため、極力屋内で作業をしてもらうように配慮しています。

 

 今回作業をした自宅は、床に落ちた石膏ボードの破片とガラス破片が混ざってしまい、それを仕分けるのにとても苦労しました。

これまでの経験上分かっていることでも、久々に現場で作業を行うことで気づくこと、思い出すことも多く、この2日間のことは今後の運営面にも活かしていきたいと感じました。

 

 それ以上に、そもそも私たちが運営サイドができるだけ現場にでることの無いように、

ボランティアを集めることに注力しなければならないということが重要だと感じています。

2日間で完了した案件は少なかったものの、気付きと教訓の両面から学びが多かった週末でした。

 2025年も残り僅かです。活動日は実質約10日になりますが、できることを確実に進めて「あすなろ」の年末を締めくくりたいと思います。

(JHP理事 中込祥高)

 

 

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🟦被災後2カ月、移ろう景色に想うこと

 

 12月6日朝、あすなろ前の駐車場に着くと、午前中から予定されている仮設住宅の建屋設置に向けて、巨大な重機がスタンバイされていました。

 

 

 

 この重機があれば、私たちあすなろが不可能と判断している大方の大木処理は可能になるなぁ…と思いながら朝のミーティングに出席しました。

 車で集まってくるボランティアの安全を確保するために、応援スタッフの方が誘導係を担当し、私は記録用の写真を撮影しました。背景には島のシンボルでもある八丈富士が見渡せる駐車場の一角に、被災者が生活する仮設住宅6棟が設置されることになっています。

写真には収めましたが、こういう風景はもう撮りたくはありません。

 

 思い出せば、東日本大震災で南三陸町を拠点に活動した時、何十棟レベルの仮設住宅が何カ所もあり、JHPのボランティアが訪問したり、炊き出しをしたり、簡易の集会施設を設置したり、様々な活動をしました。

 その時のイメージとはだいぶ異なる小規模の仮設住宅ですが、買い物などにも便利が良く、向こう隣りには町立病院もある中央部に設置されたことは、町としての最大限の配慮であると感じました。

 台風後、八丈の景色は様変わりした所も多くあります。自動車で走っているレベルではなかなか見えてこないのですが、この時期にきて、各世帯から、手が付けられない大木の被害状況などが案件として伝わってきています。

 

 12/6、7の2日間、私は本部運営のボランティアとして、個々の片付け作業には参加しませんでしたが、ボランティアの送り出し後から、動きの少ない1時間程度の時間を見つけて、

10件以上の調査を行いました。

 その感想は、「まだあるのか…」の一言です。

 「あすなろ」が運営している以上、ある一定の解決には至っていないことになりますが、

今回の調査はそれを裏付けるのに十分な被災状況でした。

 

 

 

 折れた大木が屋根に乗ったままの世帯、木々の根が庭側に倒れ掛かり石垣が反対側の道路に

押しやられてしまっている世帯、がじゅまる3本が隣家の庭に倒れ掛かっている世帯、壁が崩れて屋根の重さで家が押しつぶされそうになっている世帯など、これまで「あすなろ」に連絡がなかっただけで、被災後のまま残されている案件も多いことが見えてきました。

 

 

 一方で、身近な場所でも倒壊したお店の再建が始まるなど、復旧から復興に向けた新しい景色も見え始めています。様々な景色が混在する中で、少しずつでも八丈島が元に戻り、更には人の繋がりが深まり、災害前よりもより良い島になることを願ってやみません。

 

 さて、12月8日から「あすなろ」のボランティアは島外からも受け入れることが発表されました。いくつかの条件がありますので念の為ご確認ください。

 

・事前にボランティア登録をしていただくこと

・宿泊施設を確保していただくこと

・集合場所まで自力で来ていただくこと

 

島外、島内に関わりなく、活動上の細かいルールはありますが、今回公表されたポイントは

以上3点です。

 JHPの会員の皆さまの中にも、もし八丈島でのボランティアに参加を希望される場合は、

「あすなろ」のホームページ等を参考にしてお申込みください。

もちろん私も運営ボランティアとして参加しておりますので、事前に分かればフォローをさせていただきます。

(JHP理事 中込祥高)

 

 

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🟦被災地八丈での1ヶ月半を振り返る

 

 10月9日午後、台風22号が通過し風も少し収まると、まずは自宅と隣近所の様子を見て

応急的な片付けを始めました。想い出せば、お隣の高齢男性の自宅の屋根に倒木が乗ってしまい、長男と近所の方と協力して、それを引きずり下ろした作業が始まりでした。

 

 自宅に繋がる細い路地を歩きながら、とりあえず車が通れるようにノコギリで枝を切り、

路上に飛散した枝木をわきに寄せ、更に少し先まで行くと大きな倒木が根こそぎ路上を塞いで

いました。その写真は、最初のレポートにも掲載しています。

 その日の午後3時半頃から、地区長として近隣見回りを開始。私の八丈での実質的な活動が

始まりました。

また、災害の状況や復興の歩みをリアルタイムで届けられればと、島民として、そして復興支援に関わる一人としての視点で綴った日々のレポートを、報告の一つとして掲載する運びとなりました。

 オレンジTシャツを着て、バリバリと現場で働くというスタイルではありませんでしたが、

八丈町社会福祉協議会が立ち上げた、ささえあいセンター「あすなろ」の運営ボランティアの

一人として、10月16日から今日まで、ほぼ毎日活動に携わってきました。

 

 支援者の皆さまのおかげで、これまで約1ヵ月半「あすなろ」の運営をサポートすることが

できました。あまり表には出ない地味な活動でしたが、日々の活動で必要としていた片付け用の備品各種(シャベル、ノコギリ、箕、一輪車、ロープ、ほうき等々)、

不足していた軽トラの提供(ガソリン代を含むレンタル料)、私が日々調査や活動を行う車両のガソリン代、運営上必要な文具類など、ご寄付の額に見合う形で大切に活用をさせていただいております。

 

 JHPの活動スタイルは今までもこれからもあくまで後方支援です。

長年にわたり、八丈島の隅々まで地域と繋がりをもって手厚い福祉活動を進めてきている社会福祉協議会が先頭にでるのは当然であり、他のプレーヤーは、その指揮のもとでペースを守り、

活動をサポートすることが一番だと考えています。

引き続き八丈島の復旧、復興の貢献に向け、JHP支援者の皆さまのお力添えをいただければ幸いです。

 

 振り返りと言いながら、何か活動が終了してしまうようですが、今回はひとまず40回を超えたレポートの中間報告とさせていただきます。今後は週1回程度の頻度で、引き続き、八丈島の

現在をお伝えしていきたいと思います。

 

 12月1日には、八丈町と青ヶ島村に対して、政府が正式に「局地激甚災害」に指定することが報道されました。10月末にその可能性が報道されてから約1ヵ月。少し諦めかけていた面もありますが、この指定により公共土木施設や、公立学校などの復旧事業に対する国の補助率が1割程度引き上げられることになります。

 

 現に、市内のある中学校の体育館は取り壊し、建て替えが決定しており、その他にも被災を受けた小学校などで校舎や体育館などの補修工事が進められています。私が関わる小学校の校庭では、工事車両が入るため、せっかく使えるようになった校庭の一部が立ち入り禁止になっていました。

 あすなろの駐車場で建設が進められている仮設住宅も、基礎工事がほぼ終わり、年内には完成する目途がたっているようです。

 

 台風で変化した景色、そして更に復興に向けて変化していく景色の中で、「あすなろ」の活動がゆっくりと着実に進んでいくように、今後もJHPの看板を背負って力を尽くしていきたいと思います。

 引き続き、ご支援の程よろしくお願いいたします。

(JHP理事 中込祥高)

 

 

 

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必要な費用に充当させて頂きます。


皆さまの温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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