ホームドクターを経由しないと、総合病院での受診はできない。

入院日数は短く、自然分娩であれば、朝入院したら夕方には帰される。

交通事故でも歩けるなら、処置後に帰される。

日本では想像もつかない現実がある。

Sさんの手術も3週間で退院。

入院日数は短いかわりに、ホームナーシングシステムが整い、在宅療養が主体となっている。

病院食は質素。

朝はトーストと飲み物、昼は温かいものも出るが、夜は朝と同じ。

同じメニューが毎日くり返される。

「病院は医療行為をするところで、体調を整える施設ではない」が徹底している。

また、日本のように、どこにでもコンビニがあって欲しいものが買える環境ではなく、Kさんは毎日口あたりのいいものや、Sさんが好きな煮物やフルーツなどを、容器に入れて運んだ。

パジャマを持っていって着替えさせるのも家族の仕事である。