こんにちはIでございます(・ω・)
先日からお伝えしている通り、JHD&Cでは5月25日から毛髪の受け入れを再開いたしました!
まずは、6月30日までの期間となり、7月以降につきましては感染状況を慎重に注視し判断していきたいと思いますので、HPや公式SNSなどをチェックしていただけますと大変助かります
さて、本日は寄付された髪の毛の長い旅路「どのようにウィッグになるか?」について
寄付された毛髪がどのようにウィッグになるか?
髪を切って寄付するというチャリティ、ヘアドネーション
皆さまのご協力のおかげでここ数年で、とても浸透しました
しかし、送った髪の毛のその後はそれほど知られていないのではないでしょうか?
寄付された髪の毛がどのようにウィッグになっているかをご紹介します。
1.事務局にドネーションヘアが到着
時々こーーんな長い髪の毛も到着します!ここまで伸ばすのに一体何年かかったのでしょうか
到着した毛髪は長さごとに仕分けられ、出荷の時を待ちます。
2.トリートメント処理工場へ、最初の旅に出発
仕分けられた毛髪は、トリートメント処理を施すために工場へ。
このトリートメント作業によって色を均一化させるため、JHD&Cのヘアドネーション毛は白髪やカラー関係なくウィッグに活用できるのです
ここでは髪の毛の洗浄や染毛などといった、「ウィッグとして使用できる毛髪」に整えます。詳しくはHPのトリートメント処理工程レポートを読んでくださるとお解りいただけるのですが、なんと手作業で行っているのです!
絡まった髪の毛をほぐしていったり、同じ長さの髪の毛を、毛束の中から一本一本抜き出してそろえていったり…気が遠くなる作業ですね。
トリートメント処理工程レポート
https://www.jhdac.org/treatment.html
こちらが長旅を経て事務局に一時帰宅(笑)した毛髪達。サイズ別にきれいにまとめられ、色もそろった艶々の毛髪です
3.いよいよウィッグ製作工場へ
これでウィッグになるための準備が整い、次はウィッグ製作工場へと旅立ちます。
工場へ届けられた毛髪は、JHD&Cのウィッグのためだけにサイズごとに保管されます。
そこで熟練の職人さんの手により一本一本植えられます。
Onewig製作レポート
https://www.jhdac.org/onewig-report.html
JHD&Cの医療用ウィッグは髪の毛を折り返して植えているため、原料になる毛髪は完成形の見た目のほぼ倍の長さのものを使用しています。
ショートヘアのフルウィッグは31センチから
セミロングのフルウィッグは50センチから
ロングヘアのフルウィッグは60センチから
寄付していただく髪の毛が長ければ長いほど、完成形のウィッグの長さが確保できます。
お知らせにてご案内しましたように、JHD&Cではフルウィッグ製作のために31㎝以上の毛髪を必要としていることもあり、6月1日より31㎝未満の毛髪の受け入れを停止することと致しました。
4.事務局にて最終検品後、長い長い旅のゴール、レシピエントの元へ
ドネーションヘアの旅も、いよいよゴールを迎えます
たくさんの工程を経て製作されたウィッグは事務局に送られ、JHD&C職員による最後の検品が行われます。
一つ一つ丁寧に検品・梱包した後、ウィッグを必要としているレシピエントの元に届けられます。
検品作業は、いくつものチェック項目を二人の職員によるダブルチェックで行われます!
皆さまからご提供いただいた毛髪は、このような長~い旅路を経て、生まれ変ります
【 消費税10%に伴う返信用封筒の郵便料金値上げについて 】
2019年10月1日から、消費税10%が適用されるに伴いまして、受領証の返信用封筒にお貼りいただく切手が82円から84円になります。
ジャーダック事務局には毎日、非常に多くのドネーションヘア(髪の毛)が到着しており、受領証のご返送に1~2ヶ月ほどの期間を頂戴しております。 そのため、これより受領証(下記リンク参照)をご希望の方は返信用封筒に84円分の切手をお貼りくださいますようお願いいたします。
受領証をスムーズにお届けするためにも、ご理解ご協力のほどなにとぞよろしくお願いいたします。
●受領証とは?ジャーダックHP『髪の毛を送る』ページの「5 返信用封筒を用意する」