更新日:2024-05-06
cty.datとは、
コールサインから国名(エンティティ)を検索・表示するための辞書データです。
Amateur Radio Country Files の Big CTY から最新の cty.dat をダウンロードして各通信ソフトウェアの指定箇所に置くと、最新のcty.datがを利用することが出来ます。
しかし、今回3D2CCCがFujiと表示されていたことから最新ファイルを編集することにしましたので、cty.datの編集とWSJT-X、JTDX、HAMLOGの各ソフトウェアでの更新を紹介します。
先ず、
Amateur Radio Country Files(Big CTY | Amateur Radio Country Files (country-files.com) ) の Big CTY から最新の cty.datをダウンロードします。
ダウンロードした.zipファイルを解凍し、cty.datファイルを以下の手順でWJT-XやJIDXのプログラムフォルダ内へ張り付けます。
1.cty.datの編集
①cty.datをエディター(今回はサクラエディターを使用)で開き、編集するエンティティ
(今回は、" Conway Reef " ) をし、該当のコールサインを確認します。
②該当のエンティティのコールサイン欄にコールサインを追記(今回は、3D2CCC)
し、上書きします。
なお、追記の際は、前のコールサインに続いて、「 ,コールサイン: 」と
します。
③cty.datの上書きを確認します。
※なお、cty.datの編集に不安のある場合は、予め編集前にcty.datのコピーを
作成し、保存しておくことをお勧めします。(例:old_cty.dat)
2. WSJT-Xの場合
①ログディレクトリ(例: C:\Users\a\AppData\Local\wsjtx )フォルダ内の
cty.dat を更新します。
②WSJT-Xを再起動させると、データが更新されます。
③3D2CCCがFujiからConway Reef と表示が変わりました。
3.JTDXの場合
①ログディレクトリ(例: C:\Users\a\AppData\Local\JTDX )内に
cty.dat貼り付け、更新します。
②JTDXを再起動させると、データが更新されます。
4.HAMLOGの場合
①プログラムフォルダ(例: C:\Hamlog )内にcty.dat貼り付け、更新します。
②HAMLOGを再起動させると、QTH欄に自動表示されます。
もし、既に旧エンティティを表示させていたら、表示を消して、該当コールを
枠内で、Shift + Enterすると最新のエンティティに変わります。
≪追記≫
当初、WSJT-Xでのcty.datの更新先を
「プログラムフォルダー(例:C:\WSJT\wsjtx\share\wsjtx )フォルダ内」と
記載しておりましたが、丙局のWSJT-Xで3D2CCCのエンティティ表示が変わらず
困っておりました。色々試していたら、JTDX同様にUsers\a\AppData\Local配下
のフォルダ内で更新すべきだと気づきました。
結構、このUsers\a\AppData\Local配下にあるフォルダって、様々なアプリの
動作に影響がありますね。
最後に、
ここで紹介させて頂いているのを真に受けて改編され不具合が生じましても
丙局は責任を負いかねますので、ご自身の責任の元でお試しくださいませ! GL!!