CRK-10Aの低周波増幅段には、バンドパスフィルタが組み込まれている。回路シミュレータ(LTspice)で現状の定数を検証してみた。
 
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LTspiceによる検証回路図
 
上画像はCRK-10Aの回路に基づき、低周波部分の定数を入力した。
1段目と2段目の間にFETのスイッチャーが入っているが、音質に関係がないのでシミュレーションからは省略した。
ダブルバランスド・ミキサーの出力をV3(10mV)とした。
 
NE5532のモデルは、下記URLから拝借して[lib]→[sub]に「NE5532.sub」として貼り付けた。
 
Adding a NE5532 Op Amp Model to LTSpice
 
LTspiceで組み上げた回路は、ascファイルで下記 Google Drive からダウンロードできるようにしたので、興味ある方はご利用ください。
 
CRK-10A_AudioFilter-sim.asc (4.2KB)
 
シミュレーション結果の画像は、少し見難いですが以下の通りです。
 
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LTspiceによるシミュレーション結果
 
周波数軸は対数表示にせず、あえてリニアにしてある。700~800Hzあたりがピークになっているが、低域側はかなり良い感じながら、高域側のスロープがもう少し下がれば聞きやすいかな?・・・と感じました。
 
 
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