夜更けの事務所から -4ページ目

夜更けの事務所から

思い出がある程、人生は豊かだと思っています…
そんな思い出のひとつひとつを、忘れぬうちに書き留めておきたい。
できれば、誰にも知られずそっと…。
もしもお目にとまりましたら、愚にもつかぬ独り言ですが、おつきあいください。

「くっ…仕事が重なりやがった…先週は暇だったというのに…」

「仕事が仕事をよぶのさ…ところでオレはどうする?アンタのパートナーだ。」

「早いとこ片付けたいから一人のほうが身軽でいいってわけだ。」

「たいした度胸だ」

 

 

(しかし帰る身支度を始めるのを見て)

「あんたの頭の構造はどうなってんだ?」

「さあね、オレにもわからね。」

 

 

「おい、そのラフ案をよこせ」

「まだ出来てませんよ」

「いいから、よこすんだ!」

「(舌打ちしながら出力した紙を渡し)痔の治療でもしたら」

「どういうことだ」

「ケツの穴にでもつっこむんですね!」

 

 

「そんな今日聞いて明日出せなんて、とてもじゃないが出来ませんよ」

「クライアントの私に楯突く気か」

「できねえものはできねえって言ってんですよ!」

「じゃあ、いい!今すぐデザイナーを変える!出て行きたまえ!」

「一つ言わせてもらっていいかな!」

「言ってみろ!」

「あんたの口は臭いますよ!」

 

 

「よ、よせっ!そ、そのボタンは<保存しない>だぞ!」

「泣けるぜ…」

 

 

「ほ、本当にこの納期でや、やれるのか…!」

「見損なってもらっちゃあ困る…」