鉄魚の仔達も、春を感じ取ってきたようです。
この地域は比較的に温暖です。更に、今シーズンは特に冬が短くて、今まさに春に移行しようとしています。
似たような写真３枚ではありますが、子供達の魚取沼鉄ちゃん倶楽部・鉄魚の羽衣舞を見て下さい。
今シーズンの最大の課題は、『産卵後の歩留まり率を改革的に向上』するです。
餌くれ～～～の雰囲気になりつつあります。しかし、急な餌増量は良くないと思います。これから、温度を観ながら餌を徐々に増量予定です。
現在の標準的な水温は１０度前後です。今シーズンは全数がこの厳しい冬を乗り切ったようです。落ちた仲間はいません、病気の発生もありませんでした。管理方法を改善しながら、又、作業の効率化を実践してきました。
１８〜２０度ぐらいで、今月ぐらいには産卵か？厳しい冬を越した時は比較的産卵時期が早い傾向と体感しています。
既に大分の鉄魚が養子に行きましたので、これからの新仔に期待します。
現在、各種を準備中です。産卵のさせ方・産卵後孵化前の水の交換（今までと違う方法で）・針子の餌（私には、新しい方法で）・稚魚の仕分けと分割（合理化しながら手をかける）などなどをイメージに準備中です。
可愛い、将来有望な選手もいますので、この仔達に期待をかけます。
天然記念物・・・魚取沼の鉄魚の直系です。他の魚種とは交配しません。記念物の直系にこだわりがあります。
体色・形だろうが・雌雄どちらでも構いません。観察しながら大事に育てます。
さまざまな個性・バリエーションを楽しみにしております。背鰭・胸鰭・腹鰭・尻鰭・尾鰭の変化も楽しみです。
その他、状況によって、洗面器・発泡ケース・小型水槽・水草・餌なども揃えてあります。外飼いの為のポンプ設置なども徐々に準備中です。
６０cm水槽は今のところ４台繁殖専用で準備、これも対応の一部です。
宮城・魚取沼（ゆとり沼）の鉄魚（天然記念物）については、釣りキチ三平第35話で羽衣鮒、羽衣天女の名称が出ています。
永い歴史上、突然変異説、金魚の原種説、水鳥が持ち込んだ金魚と交雑説、天女が飛来して沼に飛び込んだ説、いにしえより浪漫の伝説・諸説があります。
釣りキチ三平３５話（youtube下記）でご参照いただくとたくさんの話題が載っています。