今なら少しだけ好きになれる気がした。
よくここまで頑張った。
夢も期待もないこれからを這いつくばってみようじゃあないか。
美術の先生の許可を頂いて授業が終わる度に撮った写真を並べてみようと思った。
本来うちの高校では携帯の使用は禁止なのですがね。
(電源切れなんて結局誰も守ってませんよハハハ)
今回の作品のテーマは「ありえないもの」です。
ダリという画家が描いた、時計がチーズみたいにとろけた絵を、一度は見たことあるでしょう。
ああいった「ありえないリアリティ」を描く授業でした。
木の板に油絵の具を乗せるので、下地を塗るですが。
今回はその時に偶然出来た凹凸から形を連想して描くという授業のはずでした。
私はどうしても木が描きたかったので、とりあえず木を描きました(ダメな子)。
待ち遠しくて休み時間にシャーペンで下書きした木の幹。
①
チューブの色のままを使った下塗り。
最初は木が次第に紅葉していく様子を描きたかったのです。
燃えてなんかないんだから!
ちなみに幹などの赤色は、この一個前の授業で顔料から作った絵の具でした。
②

幹のダイエットでござる。
この時点で背景が完成しました。
前回(去年ですね)油絵の具を使わせていただいた時には全く出番のなかったペインティングナイフが大活躍しています。
③

全体の構図がようやく定まったってカンジですね。
紅葉は諦めました()
ちなみにこの葉の緑は、黄色と黒の絵の具を混ぜただけです。
何故緑ができるのか不思議でなりませんw
④完成

ということで、完成しました。
最初は横から見た形の予定でしたが、光源の具合的に下から見上げる形にしました。
どんなふうにも解釈できるように、それぞれは曖昧に描いてみました。
砂漠に根を張る大樹、その先には眩しい光源。
筒の中から覗いているような外界は、太陽や月と間違えそうなくらいに眩しい。
夜のような混沌とした闇にいろいろな色を混ぜたのは、私の「誰一人として同じ色を見ることはできない」という考えを表すためです。
最初は描く予定はなかったのですが、最後の15分ぐらいで砂漠を追加しました。
最後まで無計画でドタバタでしたが、イメージとしても(これでも)統一できたので、なかなか気に入っています。
使用色(簡易メモ)
・砂漠:黄土、白、黄、黒、コバルトブルー、ビリジアン
・幹:白、黄土、ダークレッド、コバルトブルー、ビリジアン
・葉:黄、白、黒、黄緑、橙、山吹、レモン、ダークレッド、ビリジアン
・闇:黒、紫、黄、黄緑、レモン、ダークレッド、スカイブルー、コバルトブルー
・光源:白、黄色、レモン、ダークレッド
※全てにダークレッドが入っているのは、手作りであまり長持ちしないからです。
無事使いきりました。
スペシャルサンクス:ペインティングナイフ()