アスペルガー障害 | 舌癌とクリニカルサイコロジーと

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舌癌患者のきらら947のブログ。舌癌の経過について、臨床心理学、心理療法、深層心理学がらみの話を綴っていこうかなーと思っています。

今となってはかなり昔の事になる。
私がまだうつ状態がかなりひどかった頃、精神科で診てもらっていたお医者さんにアスペルガー症候群ではないかといわれた事がある。

関連するWEBサイトを結構読み、書籍をちょろっと読み、自分はそれとは違うと思ったが、あまり深く考えずスルーしていた。
アスペ用の対応方法が自分の役には立たないのだ。自分はそんな理由で苦しんでるんじゃない。自分がアスペだと断定されるのは不快だった。

私の場合は、ドクターショッピングをすれば「アスペは誤診だ」と言ってくれる児童精神科医なども見つかったのかもしれないが、ばかばかしいので放っておいたのだった。発達障害に詳しい臨床心理士(私がカウンセリングでお世話になっていた)は、「そんなに研究が進んでるわけじゃなし」と言っていたし。

ただ、私の実父がかなりアスペぽいようで、アスペ用の対応(「今から大事な話をします」と宣言しながら話し始める。漠然とした指示を出さず、具体的な指示を出す「×近いうちに行った方がいい」「○何月何日の何時にどこへ行け」)がかなり有効だ。職業選択(接客なしで、慣れた人達との製造業系)も良かったらしい。父の場合は(親が他界してるし)乳幼児期の具体的な事がわからないため診断は付かないようだ。60歳代の時にとったWAISの成績は言語性が高く、動作性が低く、言語性と動作性にばらつきがあった。総合IQは普通。
自分でも不器用と言っているが、ほんとに不器用。ただ、訓練された動作は上手である。