私の過去 | 舌癌とクリニカルサイコロジーと

舌癌とクリニカルサイコロジーと

舌癌患者のきらら947のブログ。舌癌の経過について、臨床心理学、心理療法、深層心理学がらみの話を綴っていこうかなーと思っています。

私は、人見知りをしない子供だったようだ。
幼稚園では元気で騒がしい子供だった。ごっこ遊びがしっくり来なかった。
自分の事を変な子供だと思っていた。折り紙、二人あやとり、ハンカチ落とし、お絵かきが好きだった。

学年が上がるごとにだんだんヒネてくる。自分の事を精神年齢が高いと思っていた気がするが、頭が良いとは思っていなかった。
絵が得意で、人を笑わせるのが好きだった。漫画家を志していた。

中学進学直後、重い対人恐怖症に罹る。
14、5歳より、河合隼雄先生の著作を読み始め、相当の影響を受ける。
阪神大震災、オウム事件の年より、それまで熱心に読んでいた新聞が読めなくなり、テレビのニュースやバラエティも見れなくなる。

二十歳ごろ、それまでの対人恐怖や強迫が弱くなってきて、かわりに抑うつ的になってきた。また、同年代の人が次々とうつになり始める。それまではうつはどちらかというと中高年の病気だった。
私のうつはだんだん重くなり、体重減少もあり、自殺念慮も強かった。それまで好んで読んでいた隼雄先生の著作も読めなくなる。

25歳ごろ、私のうつは治癒した。治癒直後は、いろんな事が曖昧になり、漠然とし、景色も離人症のように見えたりした。
放送大学に入学し、認定心理士の資格取得を目指す。

サイコセラピストになりたいと思った事は一度もないのだが、本当はユング派になりたいと思っているのに、それを抑圧しているのではないかと自問自答するが、別にユング派になりたいとは思っていなかったようだ。深層心理学的な考え方が好きな事は間違いないが。