。用意されているマップは森林,ジャングル,砂漠,ツンドラ,市街戦などロケーション豊富で,本数も全部で57とかなり充実したものになっている。 十分なPC環境があれば,かなり楽しめる作品 ここまで読んで,とくにトータルウォーシリーズやカンパニー オブ ヒーローズシリーズなどが好きな人などは,食指がピクピク動いているのではないかと思う。実際のところ,かなりの大作,力作と呼んでいいだろう。 とはいえ現状,この作品にはいくつかの注意すべき点がある。まずとにかく「重い」のだ。これは全体マップまで含めて完全な3Dということに加え,全体的なロジックの複雑さや登場する国の多さ,それに属する師団の多さ,各地で起こる局地戦の多さなどが関係しているのだろう。とにかくCPUとしてPentium4/3GHz以上,uggブーツ,メモリ2GB以上,グラフィックスチップにGeForce 7600もしくはATI Radeon X1600以上という推奨稼働環境はダテではないのだ。 仮にバトルモードに移行せず,キャンペーンモードのみでプレイしたとしても,かなり「もっさり」とした感じだし,戦闘時にバトルモードに移行しようものならさらに重さを感じることになる。正直な話,フリーズしたかと思うほど長いロード時間を考えても,すべての戦闘をバトルモードで楽しむ気にはなれない。あらかじめ勝敗が予測できる場合は自動で,ちょっとヤバいかも? というときにバトルモードで指揮を執るという楽しみ方が(今のところ)正解かもしれない。 いずれにせよ,かなりのPCパワーを必要とすることは覚悟しておきたい。ただし,キャンペーンが進んでアクティブな国家が減ってくると,重さはかなり改善されてくる。 また親和度の高い相手国から条約の申し出を受け入れたら,Diablo 3 Gold,急激に親和度が低下したり,宣戦布告してきた国にテクノロジーの提供を申し入れたら,あっさり無償で提供してくれたりと,やや不可解な点もある。外交に関していえば,ロジックが非常に分かりづらく,筆者がプレイした限りではいささか破綻している印象を受けた。さらには,せっかくの同盟があっても,協調して敵と戦う感覚がなく,どちらかというと不可侵条約に近い。このあたりは改善の余地がありそうである。 ほかにも,バトルモードでハングアップしたり,他国との交渉で金額をタイプできなくなったりなど,細かい部分でゲームの出来が不完全と感じる部分が見られる。 作り込まれたゲームであり,ハマり度は非常に高いだけに,「もったいない」と思わずにはいられない
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