訓練犬がコンサート鑑賞しました! | 日本盲導犬協会

こんにちは。

東京本部のSです。

 

さて、みなさんは盲導犬になるまでにどのような訓練をしていると思いますか?

「盲導犬のお仕事だから、角・段差を見つけたり、障害物をよける訓練でしょ?」

→これも正解。

しか~し、盲導犬と歩く視覚障がいのある方は盲導犬といっしょに色々な場所にでかけるのです。それは、時にはクラッシックコンサートであったり、お芝居でもあったりします。一緒にいる盲導犬はそんなときもユーザーさんの足元でおとなしく(ぐっすりと)寝て待機するのも盲導犬のお仕事となります。

仕事中を想定して訓練士がパソコンに向かって仕事しているとき、足元で待機させれば「ユーザーさんお仕事中の待機練習」となります。訓練センターにある食堂で職員同士が昼食を食べる間、足元での待機は「ユーザーさんレストランで食事中の待機練習」となります。

様々な工夫をして盲導犬になるための訓練を重ねていますが、どんな場所でも訓練ができるわけではありません。

 

それが今回なんとクラッシックコンサートに訓練中の犬11頭が訓練士やスタッフとともに参加をいたしました!しかも、最前列です!!

会場にいらした約300名のお客様もとてもあたたかく見守ってくださり、また募金活動でも大きなご支援をいただきました。

 

暗くなった会場で、犬たちの目の前でバイオリンの演奏をする川畠成道さん。ぐっすり寝てしまう犬が大半でしたが、中にはじっくりと聞いていた犬も・・・。ぐっすり寝てしまうなんて、演奏してくださる方には大変失礼な態度ではあります(汗)が、盲導犬とコンサートに行くユーザーさんにとってはゆっくりと音楽を堪能することができます。

この度ご協力いただきました日本ユニシス株式会社のみなさま、そして川畠成道さま、貴重な機会をありがとうございました!

様々な形で多くの方々に支えられている盲導犬の育成の現場報告でした。

 

また、盲導犬の訓練にご協力いただける企業様などいらっしゃいましたら是非ともよろしくお願いいたします!