盲導犬の大切なお仕事 | 日本盲導犬協会

こんにちは。
スマイルワン仙台 訓練部Iです。


皆さんは、盲導犬のお仕事がいくつあるかご存知でしょうか。
大きく分けると「角で止まる、段差で止まる、障害物をよける」の3つです。これは歩いている時のお仕事ですが、実は歩いていない時にも大切なお仕事があります。
それが「待機」です。


盲導犬はユーザーと様々なところに出かけます。その中で「レストランで食事中に待つ」、「病院で診察の順番を待つ」など、待つ場面は沢山あります。そんな時に静かに落ち着いて待てるように、訓練では日頃から待機の練習を行っています。






 

この写真は、犬室の中で敷物の上に寝る練習をしているところです。
敷物の上で気持ちよさそうに寝ていますね。
訓練士だけでなくケンネルスタッフも、犬舎の中で色々なことを教えています。





 


こちらの写真の犬は、職員のデスクの足元で伏せています。
訓練士がパソコンに向かって仕事をしている時間は、犬たちの待機練習時間なんですね。





 


このようにブログを書いている後ろでは、2頭がひとつの枕を上手にシェアして寝ていました。沢山遊んで、今ごろ夢の中かな?


盲導犬になった時上手に待機ができるようになるためには、このような日々の積み重ねがあります。もし街中で盲導犬ユーザーの足元に伏せている犬たちを見かけたら、それは待機のお仕事中ですのでそっと見守ってあげて下さい。もちろん人に声を掛けていただくのは大歓迎です。皆さんの声掛けが安全安心な歩行に繋がります。