オーストラリアから獣医学生がやってきました! | 日本盲導犬協会

こんにちは。

神奈川訓練センター 訓練部のAです。


1月11日から2週間、国際交流の一環としてオーストラリアのメルボルン大学の獣医学部から2人のインターン生が来ました。




夏真っ盛りのオーストラリアから一転、冬の寒さが日に日にきびしくなってきた横浜にやってきたお二人。
1月18日に関東地方に降った雪では、センターまで来る苦労も経験しましたあせる

2週間の間には、獣医療を中心に、そのほか盲導犬育成に関わる様々な業務を経験してもらいました。

犬舎では、訓練犬のグルーミングやシャンプーに、毛まみれになりながら挑戦ビックリマーク犬室の掃除やお散歩も手伝いました。

彼らは今までに牛や馬、羊、ヤギなどの大動物の世話の経験があり、蹴られたり、踏まれたり、角でつつかれたりすることには慣れていたようで、「犬はお利口だから楽!」と言っていましたにひひ

医療室では、パピーの関節検査や訓練犬の受診、避妊手術も見学。





訓練では、実際にアイマスクをして訓練犬と歩いたり、DEで犬に指示を出すタイミングや褒めるタイミングに悪戦苦闘していました。



富士ハーネスにも訪問する機会がありました。

綺麗な富士山を見ることができて大興奮。生後2カ月の子犬たちとも対面しました。

週末にはパピーの委託式や合同レクチャーに参加して、スタッフの一員として協力をしてもらいました。





初日は表情も硬く、緊張気味な2人でしたが、徐々に職員とも慣れ、笑顔も増えていきました。そして、ただ外から見学するだけでなく、勉強してきた日本語を交えた英語で質問したり、やってみたいことや頼んだ仕事に自発的に取り組む積極性が見られてきました。

訓練犬の目薬や肛門腺絞りにも挑戦。一人が犬を保定し、もう一人が。。。
最初は職員に手伝ってもらいながら四苦八苦していましたが、練習を重ねるごとに上達が見られました。





2週間という短い期間でしたが、当協会の様々な業務を見てもらうことができたと思います音譜

受け入れた私たちの方も、彼らに自分たちの仕事を見てもらうことが良い刺激になり、海外の獣医療の現状などを知ることができて、とても貴重な時間を過ごすことができました。

最後の彼らの感想で、「盲導犬の施設だから、犬中心だと思っていたけれど、人と人の繋がりがとても大切にされているところだと感じた」と言っていたのが印象的でした。