『出発式』が執り行われました | 日本盲導犬協会
こんにちは。
富士ハーネス 総務部Sです。

先日、10月10日に「富士ハーネス」に於きまして『盲導犬新ユニット出発式』が執り行われました。

昨年度、弊施設において共同訓練を行い、盲導犬ユーザーとなった7ユニットを対象に、安全歩行の徹底、社会的自立の一層の促進のために、フォローアップ研修を含めた式典です。

前日の9日、ご自分の家からパートナーの盲導犬と一緒に、富士ハーネスのある富士宮まで来て頂く事から始まります。

遠い方は、北陸から新幹線や在来線、バスを乗り継ぎ何時間も掛けて到着しました。
大変な道のりだったと思いますが、無事にパートナーと一緒に成し遂げた事は、大きな達成感と自信につながったのではないのでしょうか。

10日の式典は、支援者の方々や職員など総勢約90名が参加し、新ユニットをお祝いしました。


(理事長より参加証と記念品のカラーを贈呈。カラーにはパートナーの盲導犬の名前が刺繍されています。)


式典後の懇親会では、担当訓練士からユーザー一人一人にメッセージを読み上げました。
訓練士のメッセージに、大粒の涙をポロポロ零しているユーザーさんの姿に、私も胸が熱くなりました。

最後は、富士ハーネス職員が毎晩仕事終わりに、コッソリ練習していた歌のプレゼント。
練習の甲斐があり、皆さんに喜んで頂けたようでホッとしました。

出発式は、ユーザーさんのお祝いの式ではありますが、職員にとっても自分達の業務を見つめ直す大切な機会です。

ユーザーさん達の笑顔を心に刻み、これからも一人でも多くの視覚に障がいのある方が、安全で快適な盲導犬との歩行が出来るよう、私達職員は「愚直に」「一途に」邁進していきたいと思います。