昨日、あの二人から 電話があり、色々と聞く事が出来た。


いや何と言うか、話を聞くと小説に出て来る様な多重人格。

しかも、彼女の中にいた別人格は男性だった。


彼氏の話によると、最初は別人格と彼女が交互に入れ替わり、その後別人格が出続けたと言う。

そして、別人格が出ている時は、目つき顔つき、話し方や口調まで変わり、一目で別人と分かる顔になったそうな。


その別人格の話によると、その別人格は18年間彼女を守り続けてきたそうな。

そして別人格が彼女を守っていなければ彼女は死んでいたそうな。


まあ、解離性人格障害って物は、受け入れ難い現実を別人格を作って変わって貰う防衛本能だから、まさに仰る通りのごもっともな話。


そして今その別人格は悩んでいるそうな。

自分がいるから彼女がおかしくなっているんじゃないのか?自分のせいで彼女は病気になってしまったんじゃないかと・・・

(お前がその病気の本体じゃねーかよ・・・と突っ込みたくなる)


そして色々悩みを打ち明けられたそうな。


話の中で私の話も出たそうな。

その別人格は、私の事を嫌いではないが息苦しいと言っていたそうな。

そりゃそうだろう、その別人格を消そうとしている張本人だし、別人格の居場所を無くして来た張本人なんだから。

その別人格は私を嫌っていると思っていたのだが、嫌いではないと言ったのは意外だった。


そして色々話をした後、何度も土下座をして「彼女をよろしく頼む」と繰り返しながら、気を失ったと言う。



彼女の方は、別人格が出た次の日(数時間後)、急な眠気に襲われて眠りに就くと、別人格が「こんな事で消えると思うなよ!」と言ってきたらしい。

(別人格も病気持ちかよ!って、あれ?別人格が病気?病気が別人格?ややこやしい!)

そして彼女は別人格に名前を付けた。


しかしまあ、別人格が分離してくれた事はやり易い。

今までは同じ意識の中に彼女何%、別人格何%と言う具合に、一つの人格の中の割合として存在していたため、彼女自身自分の意思なのか別の意思なのかの区別も付かず、その事でも悩んでいただけに、別人格が分離して別人格と話が出来る状態になった事は、色々とやり易くなった。


今後は、彼女と別人格が向き合いお互いが受け入れあえれば同一化も可能だろう。


また、別人格の登場で彼女にも変化が現れている。

趣味を持ちなさいと言い続けて三年、何もやりたい事が見つからなかった彼女が、別人格が登場した日に少林寺拳法を習いたいと言い始めた。


まあ昔から、健全な精神は健全な肉体に宿ると言うし・・・


この心境の変化をどう見るかだろう。

今までの別人格のベクトルから推測すると、恐らく別人格が彼女に時分の身を守る強さを身に付けさせ様としているのではないだろうか?

自分の身を守る強さを身に付けると言う事は、別人格が守る必要が無くなると言う事でもある。

自分の存在価値を薄めるような衝動を起こさせているという事は、消えて行く方向性ではないだろうか?



何故、急に別人格が分離して現れたのだろうか?

思い当たる事が二つある。


別人格が現れた日の電話と数日前に送ったメール。


数日前に送ったメールに、こんな事を書いた。

その別人格は、あなたが辛い時に身代わりをしてくれた人格だから、今までありがとうと言って・・・


別人格が現れた日に来たメールには「今までありがとう」と言う部分をガン身していた事が書かれていた。

そしてその後に来た電話で、彼女の父親に会って欲しいと頼まれ、会う事を約束した。

その時の彼女の声は、今まで聞いた事は無いほど明るくはしゃいでいた。


このメールと電話の数時間後に、その別人格が現れている事からすると、恐らくこの二点が影響していると考えられる。


「今までありがとう」とは、別人格の肯定。

彼女の父親は、別人格の誕生に関わる事。


そして今日、彼女からの電話では記憶の同一化が始まっている。

彼女が持っていなかった、別人格と彼氏が話した内容が記憶戻り始めている。

彼女の記憶に無かった昔の記憶も戻り始めている。


今後の方針としては、別人格が思い残すことが無いような環境や状況を作り、成仏してもらう事だ。

まあすでに手は打ってあるし、彼氏にも色々と指示は出してある。



しかし何だか、除霊師みたいになって来た。

今度会う時は、数珠やお札持ってくか?


そう言えば、春日大社でお払いしてもらったら、人型送ってくるのだが、あの人型に別人格の名前を書いていき吹きかけて・・・なんか胡散臭い陰陽師みたいになって来たな。

ドーマンセーマン、困った時にはすぐに呼びましょ陰陽師 レッツゴー!ってか?

http://www.youtube.com/watch?v=QByawy3fUqI



しかしこんな話信じれる奴いるのかな?

多分、作り話って思われるのがオチだろう。






集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都