会話内容から、録音された時期を探って見た。
裁判の傍聴からすると、2006年5月30日か、2006年7月18日のどちらかだろう。
カラスが鳴いている所からすると夕方か?(昼間でも鳴くが・・・)
恐らく2006年5月30日だろう。
この日付の特定は、会話内容の因果関係を探る上で結構重要である。
現在はサービス終了と共に無くなっているが、当時のAGSASには掲示板が有った。
その掲示板で自称被害者が情報交換を行なっていた。
その当時のやり取りを見れば、見えてくる物もある。
当時の内容は私も一応保存してあるが、ネット上にも誰かが転載しているので、誰でも読む事が出来る。
http://www.asyura.com/0601/social3/msg/819.html
少し面倒臭いのだが、上が日付が新しく、下が日付が古くなる。
次のページを見る時は、下の方にスクロールして「フォローアップ」から転載2とか3とかに進んで行く。
あの音声ファイルに「デジタル盗聴発見器」と語られていたのだが、私の知る限り2機種しかない。
その機種は極めてマイナーな機種で、取り扱っている所はまれである。
2006年当時は今以上にマイナーな機種で、当時の秋葉原で探しても見つかるような機種では無い。
そんな情報を何処で仕入れたのか少し疑問だったのだが、あの掲示板で2006年5月26日に投稿されている。
予想通りの機種である。
あの機種は、使い方が簡単なだけに難しい側面がある。
基本的な操作スイッチは1つだけ。
上部に付いているダイヤルを右に回すとスイッチが入り、そのまま回し続けて反応しなくなった所が最大感度になる。
そこまでは反応し続ける。
昔のレーダー探知機を同じ要領なのだが、多くの人がその位置まで回さずに反応したと勘違いする。
そこまで回しても、少しでも最大感度にしようとギリギリを極めようとするのだが、自分の立つ場所によって反応が変わる。
あの機種は、ある程度電波の知識がないと使えない。
あの機種は、私も発売当初から取り扱って来たが、サポートを付けないと役に立たない。
あの機種の反応範囲は上限が2800Mhzまで測定できるのだが、調査レンジが広くなれば、それだけ他の電波も拾う事になる。
家の中だけでもコードレス電話や携帯電話、無線LAN全てに反応してしまうし、コードレス電話や携帯電話は使っていなくても時々電波を出している。
その為、最低限必要な電波知識や他の電波との判別法などを書いたオリジナルマニュアルを付けて、更に電話サポートまで付けて販売しないと使えない。
。
その為、販売元で買うよりかなり高い料金設定になっている。
あの機種は確かに高性能で、デジタルも見つける事が出来る機種なのだが素人さんに売る場合、そこまでしないと不安を恐怖に変えてしまう。
あの掲示板には創価妄想から警察妄想、市民活動妄想などあらゆる被害妄想を多くの人が語っていた。
「自分と同じ境遇の人がこれだけいる」と思えば、同じ心の病を抱える人には支えになるのだろうし、他人の妄想を取り込む事にもなるのだろう。
私もこんな仕事をしていなければこんな事を調べる必要も無いのだが、客や相談者がこうした話題を出してきた時に明確に答えられなければその人を救えない。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都