子育て 」で「高知能な脳は平均的な脳に比べて成長が2年遅い」と書いたのだが、幼年期の脳は複雑な神経経路を形成して日々成長して行くのだが、知能の高い脳は脳細胞の数が多くより多くの神経経路が作られる為に、神経経路を完成させる為に2年長く掛かる。


問題は、親だ。


親は、他の子供と比較してしまう為「出来ない事」をやらせようとする。

その時に、感情的になってしまうのも親である。

その事が、より複雑な神経経路を構築している脳にダメージを与える事が懸念される。


親としては、他の子供より早くできる事に喜びを感じてしまう物なのだが、実際にはそうではない。


私の娘は、ハイハイの期間が非常に短く、すぐにつかまり歩きを始め、半年足らずで歩いていた。

親としては「凄い」と喜んでいたのだが、検診の時に医者から「早すぎる」と指摘され、ハイハイが少ないと足の刺激による脳の発達が少なくなるので、将来運動機能に支障が出るかもしれないと聞かされ、足からの刺激を与える為に靴下を履かせずに育てなくてはならなくなってしまった。

事情を知らない人からは「寒いのに靴下もはかせない」と言われた事もある。

そんな親の苦労も知らず、一歳の誕生日にはマイクを持って踊っていた。



脳の成長は20歳までと言われている。

この時期には勉強よりも必要な事がある

如何にコミュニケーション力等の社会性や洞察力等の能力を身に付けさせるかで、これらの能力は神経経路による所が大きく、神経経路が形成される過程で学ばせる必要がある。

学問はその後で良いのだが、高学歴を付けさせる為に人間にとってもっとも必要な能力を身に付ける機会を奪ってしまう。


中学に入るまでは、勉強やTVゲームではなく「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」だ。

人間の精神の成長を分析すると「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」の重要性がわかる。

これらの遊びには社会性を養う要素が多く含まれている。

脳の発達を考えれば携帯電話やメール等は17~20歳までは論外の代物だ。


高学歴を持ったとしても、社会性が養われずにヒッキーなってしまったら目も当てられない。




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