様々な犯罪者や精神疾患者を調べて行くと、ほとんどの場合その要因が幼年期にある事が分かる。


その要因を単純化すれば「自尊心」と「適性」に要約される。


まず自尊心だが、望ましいのはピラミッド型の自尊心だ。

裾野が広く重心が安定していれば倒れる事は無い。

この裾野の広さは、学問ではなく体験であり、学問はその一部を構成するに過ぎない。


重心が高くバランスが悪い者は不安定で、風が吹けば倒れてしまう。

それが精神疾患や神経症。


倒れた所に人がいれば被害を受ける。

それが犯罪者。


不安定な人が不安定な人を支えようとすればドミノ倒しになってしまう。


実に単純明快だ。


次に適性だ。

人には生まれ持った適性がある。

学に優れた人もいれば、体に優れた人もいる、そして情緒や感性に優れた人もいる。

自分の子供だからと言って、自分と同じとは限らない。

その適性は遊びや体験の中で自覚して行く。

適性を無視すれば歪が生じる。


世の中「学が無いと」と言う言葉に代表されるように、高知能を良しとする傾向がある。

しかし、高知能には代償がある。

それは、高知能な脳は平均的な脳に比べて成長が2年遅い。

その為、負の体験の影響を受けやすく、生活(家庭)環境によっては情緒や感情に影響が出る。


小学生時代にIQ150の子供は3歳過ぎるまで言葉を喋らず、喋り始めた言葉は「カタコト」では無かったと言う。





集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都