昨日の電話に憤りを感じた。


電話をしてきた人は、何処かの調査会社に盗聴発見を依頼したらしいのだが、調査しても何も出てこなかった。


そこまでは良い。


しかしその業者は「電波が無いと言う事はコンクリートマイクで聞かれている可能性がある」と言った。

そして、確認するには逆に自分でコンクリートマイクを使って隣りの動向を知れば良いと言いコンクリートマイクを売ったらしい。


その人は、そのコンクリートマイクを使って聞いたらしいのだが、コンクリートマイクを使ったらいきなり壁を叩かれたと言う。


その人は、自分の動向を知られて臭いを巻かれる被害に有っていると言う。


私の電話番号は、その業者に聞いたと言うのだが・・・



妄想に核心を与えてから振るなよ!


コンクリートマイクなんて、マイクを壁にあてた時に物凄い音が聞える。

マイク部分が少しずれただけでも半端じゃない音が聞える。

そう言う注意事項も説明せずに使わせたら、妄想に核心を与えるだけだ。


そもそも、電波が無かったら「盗聴器はありません、安心してください」で終われよ。

コンクリートマイク等で、隣の人の動向など分かるはずも無い。


どうせ「絶対有るから」とか言われて、困って言ったのだろうけど、その程度で盗聴発見なんてするなよと思う。


安心を売る為の盗聴発見なのに、金を取って不安を植えつけてどうするんだよ!


妄想が確信に変わる事が、どれだけその人にとって危険な事なのかまるで分かっていない。


調査して、電波が無いのを確認した時点で「部屋の中の自分の動向を知られて臭いを撒かれる」と言っていれば自律神経系や鬱、統合失調の可能性が非常に高い、そんな人の抱く妄想に確信を与えてしまえば、治療しても効果が薄くなり中々治らなくなってしまうし、病気の原因の精神ストレスや恐怖心を増大させ、軽度な人でも病気を悪化させる結果になってしまう。


そもそも、何の機械の設置もしなくて臭いを撒く事など不可能だろう。


そればかりではない、隣の人を犯人と確信させてしまっている。

それは、隣の人に危害が及ぶ可能性が高くなってしまったと言う事でもある。


もう少し考えろよ!





集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都