「妄想と現実」 で「聞えてきたと言う表現が出た場合は要注意」と書来ましたが、これはその説明です。
「聞えてきた」やそれに類する言い回し、つまり「直接面と向かって言われた」以外の物は、実際に意図して言われたのか、日本語キーワード による物なのか、幻聴による物なのかを区別する必要があります。

問題は「日本語キーワード」 と「幻聴」の場合で「日本語キーワード」 なら「被害妄想思考」になっている場合が多く、その際「社会不安障害」や「適応障害」も疑う必要がある。

「幻聴」に関しては「統合失調症」 の可能性が高く、ここで見つけれる事が出来れば、年齢的な面から見ても「早期」であり、治療も容易です。
こう言った視点で、いじめ問題を見る事が出来れば「自殺者」の数を減らす事が可能になると思います。


なぜなら「病的因子を見逃すな」 でも書きましたが、社会不安障害は「内気な性格」と間違い安く、生涯有病率が3~13%と非常に高率です。
そして、発症する年代も10代半ばから20代にかけてで、自殺者は「うつ病」を上回ります。

仮に、最大値の13%と考えれば10人に1.3人と言う数値になり、25人のクラスなら3.25人は存在する計算になります。
そこに、統合失調症の0.8%や適応障害の2~8%、それらを合計すれば21.8%になり、最大値では25人クラスで5.45人存在する計算になります。


しかし、学校内などで精神疾患の対策などの話を聞いた事がありません。
それが、見過ごされているのか、数値が間違っているのかは分からないが、今まで見て来た人達は「症状」は出ているが病気と認識していたり、親が「病気かもしれない」と思っている人は極めて少ない現実もある。


集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都