こんにちは♡
幸せ顔スタイリスト舩橋幸子です。
「俺サッカーやめて絵が習いたいの」
6年越しのパートⅡ
※長文です。お暇な方のみお読みください♡
次男（小5）がサッカーを辞めました。
俺絵描きたいからサッカーやめる、と言って
アートスクールに先月から行き出しました。
実は6年前、
長男も全く同じセリフを言って、
サッカーをやめて同じスクールに入って
絵をかいてたんです。
時期も小5の夏前で、全く同じ！笑
なんの因果でしょう？(^.^)
でもあの頃の私は、
長男にハイそうですかと言えなかった。
これを言うと結構驚かれるんだけど、
私昔結構教育ママ（死語？ｗ）だったんです。笑
学校の勉強は毎日かなりしっかり見ていたし、
出来ないところは全部私がチェックして、
自前の１００問テストをつくって
１００点が取れるまでやらせていたし、
習い事も週の７日間全部やらせていたし、
何なら一日に２個の習い事を
掛け持ちさせていて、
なんかちゃんとした子供（なんだそりゃｗ）に
育てなきゃいけないと思って
頑張っていたんです。笑
（なのに今じゃ下の子たちがが
０点とか１０点取ってきても
なんに動じなくなった・・笑）
サッカーだって土日に少年サッカー、
平日はサッカーのスクールに行って
送り迎えをして試合に付き合って、
すっごく頑張っていたんだもん！（私がw ）
なのにやめるの！？（ウソやろ？）
えっ、絵を習うって何、
今までの努力はぁ。。？（私の）
一度決めたらやり遂げないわけ！？
こんな時期になって辞めるなんて
他のサッカーママ達になんて言えば。。
と自分の不都合ばかりを考えて、
結構後ろ髪を引かれたんです。
「子供に一つのことをやらせ続ける事が
できない母親」
だと思われてしまうと、それが怖かった。
だってそれまでものすごーく完璧なお母さんを
頑張っていたから。笑
でもサッカーの試合の時に
ユニフォーム姿のままコートから
泣きながら私の所にはしってきて、
「俺がサッカー辞めたら
パパとママ悲しむ・・・？」
と言われて、
もうその時に私の中で全てが
ガラガラと崩れたんだよね。
私は子供達に、
いつもスポーツに明け暮れる
元気でやんちゃな男の子像を勝手にイメージして求めていて、
そこに近づけるために頑張っていたのであって、
良いお母さんしてたつもりだったけど、
子供が望んでるのは
そんなんじゃなかったんだなって
初めて気がついて、
ものすごくショックを受けたんです。
（その頃の私にとっては気づきが大きすぎて
これまでの間違いに気がついて
悲しくなったのと申し訳なくなった）
その後、試合のユニフォームを着たまま、
試合会場の河原を長男と手を繋いで
歩いたのを覚えてる。
もういいよ、よく頑張ったね、
もうサッカーはやめようね。
パパもママも悲しまないよ。
自分の好きなことをやればいいからね。
サッカーなんかやらなくても
ママはあなたが大好きよ。
彼とたくさん話しました。
下2人は赤ちゃんだったから
前に三男を抱いて後ろに次男をおぶって、
暑かったなぁ。
今思えばその言葉は私が私自身にかけて
あげていた言葉だったのだとおもう。
私も親の期待に答えようとして
ずっと頑張って生きてきたから、
私のインナーチャイルドの痛みを
長男が体現してくれていたんだね。
凄く大好きな両親だったけど、
なんか公務員至上主義な家庭で、笑
公務員になることが一番賢くて
人生の成功者みたいな教えを
ずっとされていたので
それが結構嫌だったんだよね。
結婚相手まで「お父さんが連れて来てやるから！
職場にいっぱいおとなしくて家庭的な
若い男がいるから、
ああいうのが一番いいんだから！
（もう意味が解らなすぎて笑える(*´Д｀)）」
と、よく説得されていたなあ～笑
形は違えど、
私は自分が親にされて嫌だったことを
子供達に知らずのうちにやっていて、
昔の自分と同じに子供をさせていたんだよねえ。
（自分の理想に誰かを無意識のうちに
当てはめようとすること。
そしてそれが相手の為だと信じることで
自分がしてることを
肯定したいと思っちゃうこと。）
それから、全部習い事を辞めさせた。笑
長男は1週間全部が習い事で埋まっていた。
全部やめさせて、
彼がやりたいという
絵のスクールだけに行かせることにした。
本当に、あの時の出来事は私の人生にも大きな影響を与えてくれたんです。
アートスクールの先生ご夫婦は、
絶対に絶対に長男を否定しない方々でした。
どんな絵を描いてもいいのよ～
いっせいくんが見えたまま、
感じたままの形や色を表現したら良いのよ＾＾
凄いね〜、
綺麗だね〜、
まるで○○のようだね〜、
いっせいくんにしか出せない色だね、
先生はこの絵大好き！！！
描きたかったらもっと描いていいのよ、
描きたくない日は描かなくてもいいの、
じっくり心を静けてみたら
また描きたくなるからね〜って、
その頃の頑張り教の私は
まるで自分に言われてるようで
一つ一つの言葉が染み入ったのを覚えてます。
先生達にはうちの子と
同じくらいの子供さん達もいたので、
そうやって子育てする人もいるんだー。。
私は「そのまんまでいい」って
親に言われたことあんまりなかったなって、
ふと思ったのです。
長男に先生がかけてくれる言葉を
一つ一つひそかに自分の為に拾い集めながら、
両親からこの言葉をかけてほしかったのだと、
自分自身で気づきました。
いつも頑張る方向に
自然とさせられていたというか、
かなり期待をかけられて育ったから
頑張れて当然！できて当たり前！100点当然！
（聞き分けが良いから）多少ほったらかしても大丈夫だろう。
しっかりして手のかからない子。
テレビは見るんじゃない、馬鹿になるから。
寄り道せずにまっすぐ帰って来なさい！
（耐えきれずに高2の夏に家出して
年上の彼氏の家に入り浸りになって学校に行かなくなったw）
とにかくそんな彼らの理想にいつも応えようと
かなり頑張ってきたなー。
いや頑張っていたというか
それしか選択権がなかったしな。笑
まるで自分の親と
そっくりな子育てをしていたことに
気がついた私はその時初めて
子供を理想の人物像に育て上げるという呪いを
解きました。
彼自身がもとめていた事をやらせたら、
彼自身はどんどん輝き始めて
自分の進む道の方へ勝手にどんどん進んでいったんです。
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しばらくしてね、
アートスクールの先生ご夫婦が、
イギリスのアトリエに行って
3年間アート活動をされる為、
急にご家族ごとイギリスに引っ越しされることになって。
先生たちはイギリスへ旅立ってしまいましたが、
すぐにイギリスから
「いっせいくん、イギリスに来てみない？
スケッチ旅に出るから、
こっちにしばらくホームステイして、
一緒に行ってみない？」
とお誘いが来たんです。
ええっ、
イギリスに！？
本人に確認してみると、行ってみるというので
初めて子供を一人で外国へ送り出すことに。
羽田空港でお別れして、
JALの子供サービスのお姉さんに預けて、
１か月間のイギリス旅に出したのでした。
イギリスではコツウォルズという小さな町の、
先生ご一家がアトリエ兼
ご自宅にされているところで
ホームステイさせてもらって、
先生がたのお子さんが通っていた
イギリスの地元の小学校へ
一緒に通わせてもらうことができました。
彼にとって、初めて海外で過ごす１か月間、
６年生になったばかりの長男にとってはとても
刺激的だったと思います。
小学校の授業から帰ってくると、
先生は息子とお子さんたちと、
アトリエの生徒を連れて、
イギリスのいろいろなところに
スケッチ旅に連れて行ったくれました。
毎日送られてくる素晴らしいイギリス中の景色と
子供たちの楽しそうな顔と
描いた絵の数々。
土日には車で遠くまで連れて行って
くださいました。
長男にとってはまるで夢のような一か月間だったと思います。
その時、私にも「こうしなきゃいけない」
と思ってしてきた
私のねば、べき、が
ほんとにほんとに全部溶けて行った気がした。
先生たちにはすごく感謝している。
サッカーだの習い事だの
何とか続けていたころの長男とは
まるで別人のような笑顔でした。
帰国してきて、
あの時のイギリス行きのおかげか、
長男は性格も考え方も全く違う子みたいになったんです。
習い事も全部やめて、
ママの自作テストで
何かをはかられることもなく。（笑）
自由に伸び伸び過ごすようになりました。
自分に自信を持ち、
自分の事が大好きな、
自己肯定感の塊のような子になったんです。
お友達も凄くたくさんできて、
毎日真っ暗になるまで帰ってきませんでした。
相変わらず勉強はできなかったけど、笑
彼らしい目の輝きが戻ってきたんです✨✨
さらに、その時のことを良く覚えていて、
中三の受験を迷ったときには
留学したいという言葉が出てきたのだと思います。
多分あの時のことが無かったら
スイスの高校なんて選んでないし、
私も留学の話をする機会はなかったと思う。
でも彼の場合、本当に今の環境を選ばせて
良かったと思っています、
いろいろ課題となることはあるけれど、
今彼自身で未来を明るく描いていて、
とても楽しそう。
彼の未来は希望に満ち溢れている。
あのままサッカーを続けることを
何となく進めていたら・・？
絵なんかなんのために習うの？
サッカーやめたら今までのことが無くなっちゃうけどそれでもいいの？
とかさらっと言っちゃってたら・・？
イギリス行きをうちの子には
ハードルが高いわと
ためらって
また今度の機会にって見送っちゃってたら・・？
どれも当たり前に起こり得る事だったと思うけど、
想像するとなんか恐ろしい、ｗ
今の長男も絶対にいなかっただろうし
家族そのものの形が
全然違うものになっていただろうな。
人間は、
自分が一番見たくない部分を見せてくる人が
絶対に近くに配置されているようになっている。
それは多くが子供だったり親だったり
兄弟や配偶者・・・
時には友人や職場の人かもしれない。
一番身近な人なことが多く。
でもその人たちを通して
自分の見たくない部分をみると
自分だけじゃなく、
周りの人たちの命も輝き始めるの。
周りの大切な人たちが
インスピレーションを存分に開花して
人生を創造していける人になっていくんだ。
私だったら家族５人分。
一人が変わることで与える影響って
すごいわけだよね。
だから自分を赦せるひとってのは
甘いと思う人もいるかもしれないけど、
それだけで人の人生に大きな幸せを与えているってことになるんだよ。
自分を赦せていない人と一緒にいると
苦しくなってしまうもの。
親から受け継いだカルマも
自分の代で断ち切ることも、
ダルマを創造していくことも
誰にでもできる事なんだ。
自分が「これだけは許せない！」
と思っていることこそ
その部分について1番自分が癒されないといけないことなんだ。
実はここに書いたことは昨日、
サロンワークでお客様とお話していた内容なんです😊
彼女泣いてた。
私や彼女だけじゃなく、
他にも自分を赦せないで苦しんでる女性って
意外と多いから、
なにか気付きを持ってもらえるかもしれないと思って長々と書かせてもらったよ＾＾
写真は、先先日、
長男も一緒にアートスクールについてきて、
約６年ぶりに先生ご一家と再会しま日のものと、
先日の次男の野外レッスンの模様。
長男と先生ご一家は
あの時の思い出話で盛り上がったりして
３時間くらいお茶してました。笑
スイスに帰ってしまう前に会わせることができて
よかった♡
次男の写真は先日のレッスンで
お寺に行ったときのです。
（教室でのデッサンの日と、
スケッチに出かける日があって、
この日の場所はたまたまお寺集合だった。）
☆☆☆
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
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