先ずは完成後の写真から、貧弱だった農業用ダンポールのスプレッダーを、グラスファイバー製のフィッシングロッドへ交換してみました。仕上がり具合、竿のしなり方はほぼイメージ通り、シルバー+ブルーのロッドが背景の青空にマッチしてませんかね。少しは製品版に近づいてきたかな。
スプレッダー以外の構成品は従来のものを再利用、全体のサイズ(半径約260cm)も同じで、10,12,15,17mの4バンド+20mはシングルエレメントに対応です。
それでは早速部品の説明から。
・釣竿 グラスファイバー4.5m/5段繋ぎの中央3本(274cm)を利用
お店はタックルベリー、在庫が5本だったのでお願いするとお隣の県から取寄せ頂けるとのことで、6本9,000円以内はなかなかリーズナブル(購入は2023年です)。釣竿はカーボンが主流になってきている中、これはグラスファイバー製です。
・根本部分をどうセンターポールに固定するか一番のキモなんですが、今回もセンターポールに従来からある10mmの穴を使います。接合部は中心から順に、アルミ棒+アルミパイプ+竿+塩ビパイプの4段重ね。上記写真では下から順番、4本なのは先に2本試作したのでこれは残りの4本分です。
・全体のイメージです、アルミ棒+パイプに竿を差込み外側から塩ビパイプでカバーする感じです。事前の確認で竿をしならせながら曲げる前の全長は3m程必要と想定、3本半必要なんですが、竿をカットする事を避けたかったので、竿を根本まで挿さない事で不足の長さを補う事にしました。
・先端にはトップガイド(別途購入)を装着します
組み上げ後はエレメント張り、エレメント自体は継続流用なので、しなり具合を見ながら高さの調整を行います。これがなかなか一度で綺麗に決まらない、何度か微調整を繰り返しながらの位置決めです。
最後に全体にUV劣化防止のスプレーを振りかけて完成! 構想と部品調達に半年、組立は10時間位です。どの程度の風にどんな耐性を見せてくれるか、しばらく様子見しつつの運用です。
エレメント自体は従来通りなので、飛びに大きな違いが出るとは思いません。日曜早朝、17mでの飛び具合です。
73 and FB-DX
de JG1TFC