今週から FT8WW (Crozet Is.)の運用が始まりましたが、開始当初は信号が弱く呼びたくても呼べない時間が多い状態。何か出来る事はあるかと考えた結果、それまで釣り竿にワイヤーを張ったダイポール(ほぼ水平)だったものを、アルミパイプのV(ばんざい)型にする事で少しでも地上高を稼げるのでは、と工作を始めました。

 ちょうど先日作成した40m用の同型が、強風の中であまりに揺れるので一旦下げた状態でした、これは使えそうだと早速作業開始。

【アンテナ概要】


片側の全長は約4.8m
給電側より、

アルミパイプ15/12mm(2.6m)ー塩ビパイプにコイルーアルミ12/10/8mm(2.1m)
基台はポリまな板、エレメントをサドルバンドで固定

コイルの付け替えとエレメントの短縮(接合部をロッドアンテナの如く押し込むだけ)作業で約3時間。ただ調整が厄介で、都度上げ下げを行いながら何度か試行錯誤で更に3時間、まあまあ見た目にはいい感じに仕上がりました。

 

ここまでは12/26(月)の作業、でした。

【運用結果】

12/27(火)
6時台の10.131、前日に見え隠れギリギリだったFT8WWは、ピークで-10dbでの入感、コンディションの違いかアンテナの違いかははっきりしないものの、なんとか戦う土俵には上がれた感じ。とはいえ、極レアエンティティーのQRV開始数日間はタワーの皆様の時間です。

12/28(水)
この日はコンディションが悪かった様で、皆様呼んでますがこちらでは終始見えず。

12/29(木)
朝の10.131 呼んでいるJA50局くらいがデコードされますが、我が家では一切見えず、しょぼーん。それでも呼んでいる局数から、6:40くらいから強くなり、7:30頃までがチャンスだと把握できました。

12/30(金)
6:30からスタンバイ、お祭り会場はすでに幕開けしていますが、この時点では見えず。

6:40に見え始め、7時過ぎには-12程度まで上昇、その後も-15前後で安定しています。


それにしても、同じ側で呼ぶ局が後を絶たない、これって相手が見えないはずなんですがね。相変わらず2波で2レーン運用ですが、2x2=4レーンにしてくれれば良いのに。

ここまで見ていてDFは200~3000まで隔たりなくピックアップされている事を確認しているので、自信を持って端っこの2950で呼び続けます。

7:36 そろそろ今日もFadeOutの時間か。。。と思った瞬間、画面に赤い文字が登場、R-13が返ってきました、RR73も無事に受信して目出度くゲットとなりました。その後ClubLogでも確認できたので心配は無さそうです。

因みに今夜も20mに参戦予定ですが、こちらはどうも自信がありません。

アンテナ地上高:11m(給電部)
使用リグ:IC7300 (100w)