80mバンドに挑戦 超短縮ダイポール(逆V)
だいぶ更新をさぼっておりましたが、12月に入りアンテナ遊びを始めましたので近況など含めて。以前の投稿でUPしましたHEX Beamは順調に稼働しております。強風の日には見ていると怖いくらいスプレッダーが捲り上がる状態ですが、一旦風が収まれば原型を取り戻す事ができます。
では早速今回作成した80m用の短縮ダイポールのレシピです、材料費は総額3,000円程度と思います。(購入価格から使用した分量で按分した場合)
我が家の環境的制約としては、エレメントを直線で張る事が出来るのは終端ロープ部分を含めて片側8m程度のため、これに合う形での短縮をイメージしました。実際には40m用逆V(フルサイズ)からのアレンジなので、途中をちょん切ってコイルを挿入したという形です。
□材料
・エレメント アルミ被覆線(導体直径2mm、外径3.2mm、両側で全長15m程度)
・コイル導線 ポリエステル銅線(1.2mm、全長約13m x 2個分)
・コイルの筒 塩ビパイプ 外径48mm (VU40 長さ185mm x 2個分)
・終端碍子、ロープ
・圧着端子、ビスナット類、ビニールテープ、インシュロック
□アンテナ概要
片側:給電点-(エレメント5m)-コイル-(エレメント約1.5m)ー碍子とロープ
□コイル概要
ポリエステル銅線1.2mm を外径48mmの塩ビパイプに86回巻
コイル部分の幅=115mm、両側余白35mmx2
机上の試算=135.09μH
銅線をこれだけ巻くと持った時に重量感があります、八木系のエレメントに装着するのは厳しいと感じるくらい。
□VSWR
最良点 1.22
VSWR<2.0 の帯域は18khz
VSWR<3.0 の帯域は33khz
給電部の地上高は11m(屋根上6m)、左右エレメント間の角度は約90度
雨天時には同調点が40-50khz下がる
□飛び (出力=100w)
設置後数日間だけの使用ですが、米国西海岸(W6/W7)とは問題なくQSO可能(FT8)です。
1回15秒の送信でPSK上に10-20局程度のレポートが上がります。
欧州の実績はここまで無し。
他のJA局がCALLしているものの、こちらではデコードされない相手=多数、笑
どの程度飛ぶのか全くの手探りでしたが、とりあえず海を越えたという事で感激です。改善余地としては、コイルの巻き数を少し減らしてエレメント自体を伸ばすか、片側だけですがエレメントの終端を少し高く上げるか、などと思案中です。
この季節、ハイバンドが静まった後もこれで少し遊ぶ事が出来そうです。ここにきて頭打ち感の出てきたBandNewの獲得、Challenge1000に向けて少しでも前進できれば。(現在791)
このアンテナを作成する前に、40mのロータリーDPを製作しましたが、こちらは未だ飛びの検証をする機会があまり持てず(夜は寝てます)、後日改めてUPしたいと思います。