HEX BEAM の製作 (その6:再調整)

台風14号の強風を避けるべく一旦下したので、気になる点を修正の上で改めてUPしました。
 

 

先ずは骨折したスプレッダー付根部分、苦労したステンレスパイプの穴10mmをそのまま生かすべく、内側に9-8-7-6mmのパイプを重ねて、合成肉厚2.5mmのパイプに交換。(写真の向きがおかしいのは愛嬌)

 


中心のポールとスプレッダー先端を結ぶ糸6本は予め長さを揃え、両端にカニカンを結ぶ下準備。
糸=247cm+(カニカン15mmx2)、ステークランプの大きさを含めると実際の半径は255cm程度。


エレメントの長さは結局K4KIOのSPECにあったPVC Wireの値をそのまま採用、上記はインチをmmに換算した結果。
この値で各バンドいい具合のSWRになりました。(余分は折り返してインシュロック止め)

エレメントとスプレッダーの固定は試行錯誤の結果、インシュロックの全長を使ってエコな感じで。
・スプレッダーを少し隙間のある状態で縛る
・余分なバンドでエレメントをくるっと一周し、縛った隙間に先端を差し込む
・Uターンさせてもう一度隙間に差し込む(蝶結びの様な形が出来上がる)
・緩過ぎず、絞め過ぎない状態で固定(あとから位置の調整をするので)

最後に全体の張り具合を調整して完成です。マストは固定したままで脚立に登って設置する方が簡単確実でした、片手でアンテナ支えながらモンキーでナットを絞める事が出来ます。



前回取り損ねた欧州への伝搬状況です、Canary Is.を含めた欧州ほぼ全域に飛んでます。(9/22 夕刻の12m)

ビームパターンはそれ程クリティカルでは無いので、西北西300度くらいに向ければ北欧から中東までカバーされた感じになります。GPとの比較ではフロント方向が+05~10dbに対して、バックはGP比-05~-10dbというところ。

 

これで最近頭打ち気味だったDXCCの追加が出来るのではないかと期待しています。次の試みはマストをあと1mほど伸ばせるので、違いが感じられるかどうか。あと下ろしてしまった30m用アンテナ代替として、スプレッダー先端へダイポールを載せられるか、これは是非やってみたいところ。

73 and FB-DX
de JG1TFC