HEX BEAM の製作 (その2:パーツの加工組立)

第2回はコアなパーツの加工&組立です。こんな加工は初挑戦、素人の日曜大工ですのでアドバイスなどありましたら是非ともお願い致します。

 

1)スプレッダーと給電ポールの接続部

 

構造的には要となる部分でここが上手く出来れば半分出来た様なものと言えそうです。作戦としては、給電ポール(ステンレス製25mm)に横穴を6つ開け、アルミパイプ(10mm)を3本貫通させる。ステンレスパイプの曲面に穴がうまく開くものか、大いに不安なところですが案の定苦戦します。

 

ポンチでの位置決めをする為に、紙上に穴あけ位置をプロットします。横の間隔は直径25x3.14 / 6 = 約13.1mm、縦はパイプ径の10mm、これをパイプに巻き付けてポンチです。使っているポンチは千枚通し的なもの、肉厚が薄いので少し強めに叩くと小さな穴が開きます。ここからDIY用電動ドリルで穴を広げればいいと思ったら大間違い。硬い金属にはグリスが必要ということで用意はしたものの、手持ちの金属用ドリルビットでは全く歯が立たず。

 

色々と手持ちの道具を試した結果、結局ポンチをガンガン叩いてで穴を2mm程度まで広げ、そこからはリーマーです。軍手を2枚重ねで何とか手の皮が持つ感じですね。最後の仕上げはドリル装着のヤスリでサイズをビッタリに合わせます。実際にアルミパイプを通しながら固めに押し込めるジャストサイズへ。

教訓:

ドリルビットはステンレス用が必須

手持ちではなくトルクのあるボール盤でないと厳しいかも

部材はしっかりと固定する、Uボルトは結構使えます

 

2)給電端子の設置

 


OM方の製作記事の写真に、イカリング方式を発見、これは簡単そうだと採用することに。2サイズ大きい塩ビパイプジョイントを輪切りに、ビスで中央の塩ビパイプに固定します。3方向、4方向から内向きにビスで絞めればかなり丈夫になりそうですが、ここは端子となる外向きビスの頭(2つ)と内向きビス1本で省エネ、割といい感じです。

端子間は3D2Vに圧着端子+半田付け、熱収縮チューブと自己融着テープで保護。パイプの内側から配線できると対候

的には良さそうですが、それは難易度高そうなのでギブアップです。

 

3)スプレッダーの接続

中心のステンレスパイプを貫通させた外径10mm(内径9mm)のアルミパイプに、ダンポール(9mm)を差し込みます。更に同じアルミパイプをジョイントとしてダンポール同士を接続延長します。とにかくこの9mm同士の愛称が抜群、そのまま押し込んでもしっかり入らないので、何等かの潤滑液(水?石鹸水?食用油?)を使うとスムーズ。実際に使用したのはCRC556。


次回、組立編へ続く

73 and FB-DX
de JG1TFC